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藤原で本当に良かったと思います

中臣鎌足が藤原鎌足になったのは有名な話です。

とはいえ、実際に藤原鎌足だったのは1日だけだったようです。Wikipediaの情報ですが引用してみましょう。

天智天皇から大織冠を授けられ、内大臣に任ぜられ、「藤原」の姓を賜った翌日に逝去した。

「よっしゃ!オレは今日から藤原やんけ!」

と大喜びした次の日に死んでしまったようです。藤原の呪いかもしれませんし、喜びすぎて脳の血管が切れたのかもしれません。 どちらにしても、天智天皇が贈ったのが「藤原」の姓で良かったと思います。

どういうこと?と思われるかも知れませんが、もし私が天智天皇で、どんな姓でも贈ることができるとしたら、ウケ狙いに走る可能性があるからです。「ちょける」と言えばしっくりくるんです。岐阜あたりから四国までの方ならおわかりになるかと思いますが、ふざける、おどける、おちゃめなことをしちゃうといった感じの意味です。

鎌足が賜った姓が仮に「スミス」だったらどうですか?

スミス鎌足。どうにもこうにもしっくりきません。中途半端過ぎて売れない外タレみたいになってしまいます。

高校生の時に俳句を詠むという授業がありまして、俳句を読むだけなら別にどうということはないのですが、ついでに俳号、俳句を詠む時のペンネームみたいなものですが、俳号も考えるように言われたのです。正岡子規の子規も俳号ですし、子規には他に野球(のぼうる)という俳号もあるんですよ。本当にどうでもいい豆知識です。それはそうと、高校生の時の同級生の森田くんが考え出した俳号が「スミス」だったんですね。どんな俳句だったかは忘れましたが、その横に燦然と輝く「森田スミス」という俳号に、本気でヤラれたと思いました。それぐらいにすごいインパクトだったのです、森田スミス。

話がそれましたが、賜った姓が藤原ではなく「笑福亭」だったら「笑福亭鎌足」になってしまいます。藤原紀香は笑福亭紀香になっていたことでしょう。藤原組長という愛称でおなじみのプロレスラー、藤原喜明も笑福亭喜明となり、笑福亭組長という愛称になっていたのです。

笑福亭ならまだいいんですよ。賜った姓が藤原ではなく「三代目 J Soul」だったらどうなっていたことか。藤原紀香は三代目 J Soul 紀香ですし、藤原組長という愛称でおなじみのプロレスラー、藤原喜明も三代目 J Soul 喜明となり、三代目 J Soul 組長という愛称になっていたのです。

返す返すも藤原で良かった。賜った姓が「ノストラダムス」だとしたら……妄想は尽きることはありません。合掌。