ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

九州にクマはいない

NHKのニュースを見ていたら九州の紅葉の名所を紹介しており、アナウンサーが「九州にはクマがいませんので安心して紅葉を楽しむことができます」と言っておりました。記憶頼りなので若干違いがあるかもしれません。ご了承下さい。

ただ、昨今のクマ騒動は自衛隊まで出動する日本国の危機であり、九州にクマがいないという発言はあまりにも配慮に欠けた発言ではないかと思うのです。そんなことを言うなら千葉県もクマはいません。とはいえ、千葉県が「千葉県はクマがいないので紅葉狩りに来てください!」と大々的にアッピールしているかというと、そういう様子もありません。隣県の群馬県に配慮をしているのか、それとも某ディズニーのクマぷーに忖度しているのかわかりませんが、とにかく千葉県は「クマがいない」ことを大々的にアッピールしていないことは確かです。

そもそも千葉県は「東京ドイツ村」や「東京ディズニーランド」といった、本当は千葉県にあるにも関わらず「東京」を冠した施設が多いことが問題なのであって、クマがいようといまいとそんなことに注力しているヒマがありません。千葉県議会では「千葉ドイツ村」と名称を変えるように勧告を続けており、もう少しで「東京ドイツ村」は屈服しそうであると言われています。一方で「東京ディズニーランド」のほうは「そんなこと言うなら移設するぞ!」と千葉県を逆に脅している始末です。移設先は隣県の群馬県、群馬県サイドは「来てもらえるのであれば東京ディズニーランドを名乗ってもらって一向に構わない」という寛大な姿勢を示しています。「じゃあ、私たちが行きます!」と横槍を入れたのがレオマワールドですが、これは群馬県が相手にしていないようです。

話がどっかにいってしまいました。NHKは公共放送である以上、九州にクマはいないのかもしれませんが、本州の人たちへの配慮も忘れずに、火に油を注ぐようなことだけはしないでいただきたい。そもそもクマより怖いのが人間なのです。頑張りましょう。合掌。