ぐわぐわ団

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きちんと乗り物酔いの薬を飲みましょう

車に乗っていると、ちょいちょい抗争相手の鉄砲玉に囲まれることがあるかと思います。慣れてないんでしょうね、拳銃を構えて、緊張してハアハアしてるの。公園の草むらでエロ本を発見をした中学生男子じゃあるまいし、もうちょっとなんとかならんものかと思うのですが、まぁそれは仕方がないことです。

とりあえず、相手に視線を合わせてニヤッとすると、鉄砲玉は「覚悟せいや!」みたいに脂汗をかきながら、拳銃を撃ってきます。サイレンサーを付けているので、ぽしょ、ぽしょ、みたいな間抜けな音がします。でも、車の窓ガラスはビクともしません。

「無駄じゃい!この防弾ガラスはてめぇのへっぽこな銃では、びくともせんわ!」と、吠えるわけです。鉄砲玉はヒイィ……って感じになって逃走します。めでたし、めでたし。

あとは、きっちり落とし前をつけてもらうのですが、それはそれとして、こういうことが日常茶飯事なお仕事の人にとっては車が必需品となります。電車やバスで通勤(?)するとなると、一般市民の方を巻き込む可能性もあるのでオススメできません。プライベートジェットで移動するのはかっちょいいですが、こちらはどちらかというとマフィア系の洋モノの方向けで、日本の和モノの方には空港の整備状況などからオススメできるものではありません。利便性の観点からも、やはり車になろうかと思います。

車の種類も、かなり選択肢が限られるので大変です。まず、税金が安いからといって軽自動車では迫力がありません。(防弾ガラス以外の)オプションなしの三菱ミニカではなんとなく説得力に欠けます。三菱自動車が満を持して発売したスポーツカーGTOなども、いろんな意味で素晴らしい車ではあるのですが、後部座席が狭すぎて、どんと構えて「無駄じゃい!この防弾ガラスはてめぇのへっぽこな銃では、びくともせんわ!」と吠えても、なんだかもんにょりするだけになりそうです。そもそも、GTOを運転手付きで乗るという発想がおかしいです。やはり、三菱の誇る最高級車デボネアぐらいの車は必要でしょう。

防弾ガラス仕様のデボネアを用意できたとして、問題となるのは「車酔い」です。乗り物酔いをする体質ではいけません。「無駄じゃい!この防弾ガラスはてめぇの……へっぽこな……エ、エボェー!」と、手にしたゲロ袋にげろりんしていては、せっかく命を狙いに来た鉄砲玉がもんにょりしてしまいます。わざわざ殺しにこなくても死ぬやんみたいな。そんな気持ちにさせるのは、リスクを取って死を覚悟で来ている方に失礼です。

乗り物に弱いけど狙われている方は、きちんと乗り物酔いの薬を飲みましょう。