大阪のエスカレーターは、左側が歩く人、右側が止まる人、歩かない人というのが暗黙のルールになっています。地域によって、逆になったりすることもありますが、今回はややこしいので大阪ルールを前提にお話をさせていただきます。エスカレーターの乗り方というか、なんというかです。
こういう話題の時に気をつけたいのが、怒りをぶちまけたような書き方になったり、ユーモアのユの字もないような独りよがりの書き方になったりして、読んでくれている人をどこか遠くに置いてきてしまうような文章になってしまいがちです。オピニオン記事は、とにかく「俺の意見を聞け!」というジャイアンみたいな文章にならないようにしましょう。
こんなふうに書いたら、たぶん「俺の意見を聞け!」みたいな文章がこれから始まるのではないかと、ぐわぐわ団を長く読んでいる方なら思うのでしょうが、今回はその期待を裏切ろうと思っています。
というわけで、駅のホームに誰も乗っていない真っさらなエスカレーターが目の前にあるとします。そして、電車が到着して、降りた人たちがエスカレーターに乗るわけです。そしたら、右側であっても、左側であっても、なぜかみんなガツガツ歩くわけですよ。左側の人が歩くのは大阪の暗黙のルールだから仕方がない。でも、なぜ右側の人までガツガツ歩くんですか。
私は、エスカレーターでは歩きたくないので、必ず右側に立つんですよ。せっかく電気エネルギーを使って動かずとも上に運んでいただけるのに、どうして数秒の時間短縮のために歩かねばならんのかと。そもそもエスカレーターで歩くのは危険なのです。転んだりしたら、他の人も巻き込んでしまいますし、自分も思いっきり怪我しますから。そんな危険を冒してまで、なぜガツガツ歩こうとするのでしょう。
突然ですが、そろそろユーモアを入れておきます。
Googleで「ぐわぐわ団」と検索すると、このように表示されました。確かに「きんたま」という記事はありますが、なんでよりによって一番上に表示するかな、Googleは。ものすごい悪意を感じるんですけど。なんかもう、きんたまブログみたいじゃないですか、ぐわぐわ団が。ぐわぐわ団以外にも「きんたま」というタイトルでブログを書いている人もいるんですよ。
ブタのキンタマをとるとか、すごい話です。人間の罪深さと命の大切さを考えさせられる内容となっております。Google翻訳に「きんたま」と言わせて喜んでいるぐわぐわ団とは根本的に違います。
エスカレーターの話題に戻りますが、私はとにかく歩きたくないので、右側で立ち止まるわけですが、前の人はガツガツ歩いているのに、私はピタッと止まるわけです。後ろからものすごくプレッシャーを感じるんですよね。お前も歩け!みたいな。
プレッシャーに負けることなく、私は立ち止まるのです。合掌。