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『かぞえてんぐ』を見ると心が落ち着くのでおすすめします

NHK教育の子ども番組「おかあさんといっしょ」のワンコーナー『かぞえてんぐ』を見ると心が落ち着くのです。生きていてよかったと思える瞬間です。ジャイアント馬場率いるファミリー軍団と悪役商会のプロレスのように、ほっこりとします。

『かぞえてんぐ』がどんなのかと言うと、うさぎみたいなキャラクターのチョロミーと、数を数えることが快感というかぞえてんぐの脳天唐竹割り寸劇です。とりあえず、チョロミーが妙になまめかしくてエロいのでお気をつけください。ネット上ではウザいとか色々と書かれていますが、私が初めてみた時の感想は「なまめかしい」でした。目が若干半開きになっていて固定されているところ、口が以前流行ったあひる口なのと、パキパキした動きのなかに色気があって、とにかくなまめかしくてエロいです。チョロミーを見ているだけでも、ものすごく元気になります。

そんなチョロミーが、何かを持っているところから話は始まります。タイトルコールが終わった直後、チョロミーが「ピーマン!」と叫んで始まったこともあります。何がどうとかそういう話ではなく、とにかく「ピーマン!」ですよ、「ピーマン!」。それだけでもう、度肝を抜かれるわけですよ。すごいですよ、チョロミー。しかもエロい。「おかあさんといっしょ」なのにエロい。さすがNHK教育。どんな教育なんだかわかりませんが、たぶんとっても大事な教育なのです。

そして、かぞえてんぐが登場。ピーマンを数えさせろと興奮しまくりです。数えただけでオーガニズム爆発するかぞえてんぐ。本当に大丈夫なのかと思わせるハイテンションぶりに、ブラウン管の向こう側の世界に恐れおののく始末です。

そして、後ろに座っていた歌のお姉さんが「ふふふふ……」とあざ笑うと、子どもたちが一斉にピーマンを数え始めます。「いーち!」「にーぃ!」だいたい6つか7つぐらい数を数えるのです。

全部数え終わると、絶頂を迎えたかぞえてんぐの鼻から何かが飛び出します。もはや、文章に書くと、どんな表現を使ったところで「あほが書いた文章」にしかならないところがすごいところで、どうしようもありません。文章の限界です。日本語の限界です。英語でもたぶん無理です。表現のしようがないのです。NHK教育はすごすぎます。

時間にして数分間なのですが、とにかく見ると心が落ち着きます。生きていてよかったと心の底から感謝できます。それぐらいにすごいのです。ぜひご覧ください。合掌。