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新しいお豆腐の種類を考えました<後編>

昨日の記事の続きです。簡単に説明しますと「豆乳をこす布の種類で豆腐の種類が変わる」という前提で、木綿や絹以外の布を使った新しいお豆腐の種類を考えようという、前提条件がそもそも大嘘であるにも関わらず、強引に話を押し通そうとするこの企画。私が戦国大名であったなら、家老が過労で倒れるところですが、あいにく私は戦国大名でもなければ、私の周りには家老も執事もメイドもいません。どうぞご安心下さい。

前編ではスフ*1を使った新しいお豆腐「スフ」を考えましたが、今回はもっともっと科学の力で美味しいお豆腐を考案したいと思います。

まずは、ユニクロが誇る「ヒートテック」。特殊な繊維が体から発生する水蒸気を熱に変換します。体から発生する微量の水蒸気ですら結構な熱に変換するのです。豆乳をこす時にヒートテックなんて使ったら、豆乳は水分たっぷりですので、熱発生しまくり。こした後には水分が全て熱に変換されてカラッカラの豆腐ができあがります。そして、豆腐職人が熱さでぶっ倒れます。豆腐職人が家老だったら過労で倒れます。そういうことです。

似たようなものですが、しまむらが誇る「ファイバーヒート」。こちらも(以下略)。

似たようなものですが、イオンが誇る「ヒートファクト」。こちらも(以下略)。

これまた似たようなものですが、グンゼが誇る「ホットマジック」。こちらも(以下略)。

いろんな豆腐が出来上がりました。おめでとうございます。

それはそうと、お豆腐の種類をたくさん考えたので、お豆腐業界はこれからどんどん発展していくことでしょう。今日は「もめん」だったので明日は「ヒートファクト」にしようとか、「スフ」はあんまり好きじゃないから「ポリエステル」がいいなとか、選択肢が広がることによって、消費量が増えるのです。

そして、私は「お豆腐界の救世主」として崇め奉られることでしょう。素晴らしいことです。しかも、アイデア料は頂きません。「ヒートテック」のお豆腐も、「ヒートファクト」のお豆腐も、自由に作っていただいてもらって結構です。ユニクロやイオンの許可をもらう必要があるかもしれませんが、それは適当になんとか頑張ってください。

ちなみに、究極のお豆腐は「ティシュペーパー」です。すぐに破れてしまうティシュを使って、お豆腐名人が神業でもってやぶらずに豆乳をこすのです。お値段は一丁で一兆円です。よろしくお願いします。合掌。

*1:レーヨンのこと