この前、Radiotalkで「ありがとう浜村淳です」のリスペクトオマージュをぶちかましてしまったわけですが、意外なことに浜村淳を知らないという方がいらっしゃってびっくりしたのです。全国区だとばかり思っていました。思い込みとは怖いものです。
というのも、大阪に住んでいるならば知らぬものはいない二大巨頭のうちの一人が道上洋三で、もう一人が浜村淳なのです。
ABCラジオの看板番組「おはようパーソナリティ道上洋三です」と、MBSラジオの看板番組「ありがとう浜村淳です」は長年、大阪のラジオ聴取率トップ争いを繰り広げています。そして、どっちの番組も40年以上続いています。朝の８時台、大阪ではずーっと道上洋三も浜村淳もしゃべり続けているのです。とんでもないことです。
このような偉人が２人もいる大阪で軽々しくラジオをするなんて言おうもんなら、身の程をわきまえないやつだと思われたりするかもしれませんが、たぶんそこまでは言われないと思います。そりゃあ、浜村淳の後継者になる！なんて言うのはおこがましいとしか言えないというか、実はあんまりシャレにならないというかで、口にするのは控えたほうがいいよとアドバイスをしたくなるのですが、その理由ははっきりとは言えません。大阪でなくても全国どこからでもネットで聴けるので、一度「ありがとう浜村淳です」を聴いてもらいたいと思います。すごいから。
独特な芝居調の「さてみなさん」ってのは有名だと思っていたのですけど、どうなんでしょうね。そして、映画評論家としての浜村淳も有名でして、何がすごいかって、全部しゃべっちゃうんです。「【ネタバレ】」とかタイトルに書くブログもありますが、浜村淳の映画の紹介は基本全て【ネタバレ】と思っていただいて間違いありません。
Wikipediaにおもしろいことが書いてあるのですが、
実際は解説している作品全てを観ているわけではなく、ラジオなどで解説した内容と、実際の映画の内容が違うということはよくある。
しれっとこんなことが書いてあります。
まぁ、映画を見るきっかけになりますし、ある程度の知識を持っていたほうが楽しめるというのも事実なので、浜村淳がネタバレしたといって怒る人も大阪にはいません。 それは大阪に住んでいる誰もが知っていることなのです。
ちなみに「おはようパーソナリティ道上洋三です」は、阪神タイガースが勝つと道上洋三が六甲おろしを熱唱します。これも大阪では常識です。最近はネットを通して、大阪以外の人もABCラジオやMBSラジオを聴くことができるので、よかったら大阪のラジオも楽しんでくださいね。合掌。
