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無駄な公共工事って何?

増税の前に、まずは無駄な公共工事をなくすべきだ!という意見をよく目にしますが、無駄な公共工事というのは具体的にどの公共工事を指すのでしょうか。

まさか、大阪府柏原市国分市場で建設を予定している、エドワード像のことではないでしょうね。

像単体で182メートル、台座込みで240メートルあるインドの「統一の像」よりも大きく、212メートルの高さで2021年に完成する予定のインドのムンバイに建設中のシヴァージーの像よりも大きい、あべのハルカスと同じ300メートルの高さで作られる予定のエドワード像。2025年の大阪万博開催時期に合わせて完成予定で、総工費50兆円の国を挙げての大プロジェクトです。

エドワード像プロジェクトは与党によって極秘裏に進められているので、あまり知られていません。しかし、国を挙げての大プロジェクトなのです。国威掲揚のため、とにかくどでかいエドワード像が必要だという有識者の意見を受け、着々と計画は進められているのです。

無駄な公共工事をなくすべきだ!という人は、なんとなく雰囲気で「公共事業は政治家とずぶずぶのゼネコンが甘い汁を吸っているだけで、ちっとも役に立たないもの。政治家とゼネコンを肥え太らせるだけだ。」みたいに思っているような気がしてなりません。漠然とした話ではなく、具体的にエドワード像の建築を即刻止めるべきだ!というのであれば、そこは真摯に意見を聞かねばなりません。

しかし、エドワード像は高さ300メートル、世界一の像ですから、まずは観光資源としてものすごい価値があります。柏原市国分市場に来る人が1日10人は増えます。エドワードまんじゅうを販売し、1日の売り上げが1,400円ぐらいになります。エドワード像の周りにはおみやげ屋さんが乱立し、ペナント、砂時計、木刀などが販売されます。経済効果は1日3,000円はくだらないでしょう。

となると、当初投資額50兆円はわずか4567万年で回収できることになります。決して無駄ではないと思います。無駄な公共工事という幻想に騙されないでください。合掌。