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末端価格

ドンキでは情熱価格というブランドでいろいろなモノが売られていますが、覚醒剤はおおよそ末端価格で取引されています。

そして、NHKのニュースを見ていたら覚醒剤所持で中国人が逮捕されていたのです。

これまでに覚醒剤あわせて74キロ、末端の密売価格で46億円相当が押収されていて

ポイントはココです。74キロで46億円と言われても全然ピンときません。キロいくらになるのか計算してみましょう。

4,600,000,000 ÷ 74 = 62,162,162(小数点以下切り捨て)

つまり、キロ単価で約6200万円になります。とは言ってもまだまだピンときません。グラム単価にしましょう。

62,000,000 ÷ 1,000 = 62,000

つまり、1グラムで62,000円になります。もちろん、消費税10%かかりますから、税込で68,200円になります。たった1グラムでプレステ5が買えてしまいます。

もし、小麦粉が覚醒剤と同じ末端価格になってしまったとしたらどうなるでしょう。パンもお好み焼きもハイパーインフレになります。食パンなんて耳でも100万円以上することになるハズです。あんまりちゃんと計算していません。漠然とした感じです。

スーパーでしょぼんと売られている薄力粉、やたらパワーに満ちている強力粉、覚醒剤と同じ価格であったならば、本当にどうしようもありません。私はやたらと焼きそばパンが好きなのですが(もちろん自分で買いにいきます。舎弟に「焼きそばパン買ってこい」なんて命令したりもしません)、末端価格が覚醒剤と同価格であるならば焼きそばパンを買うなど夢のまた夢の世界になってしまうことでしょう。それはもう残念でなりません。

というわけで、覚醒剤というのは1グラムで62,000円、税込68,200円……ではなく、覚醒剤は食料品となるので軽減税率を適用して税率8%で計算して66,960円となることをきっちりと覚えておけばよいと思います。頑張りましょう。合掌。