ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

『真夏の甲子園はいらない』を読みました

ぐわぐわ団はずーっと甲子園で高校野球やってる間はプリキュアが観れないから「夏の高校野球やめろ!」と口酸っぱく言い続けてきました。そして、ついに他の人も「真夏の甲子園はいらない」と言い出しました。実によいことです。

残念ながら電子書籍では売っていなかったので本屋さんに行って買ってきました。岩波ブックレットNo.1077です。

真夏の甲子園はいらない: 問題だらけの高校野球 (岩波ブックレット 1077)

とはいえ、ぐわぐわ団とは一線を画しており、決して関西勢の人たちがプリキュア観れないという恨みつらみから高校野球なんてやめちまえ!という内容ではありません。プリキュアが観れないという事実だけでも十分高校野球なんてやめちまえと思いますし、プリキュア観せろやボケカスと書き殴った本を出しても構わないと思うのですが、こちらの本では高校生や野球のことを本気で考えたうえで甲子園なんていらないと主張しています。

まず、めちょんこ暑いというのもその理由ですが、それだけではありません。いろんなところの利害関係がぐっちょぐちょになっていて、大人の思惑で高校生が無駄に消費されているそうです。確かに、朝から晩まで野球ばっかりの生活を高校生に押し付けるなんて恐ろしいことです。勉強はおろか、恋も、趣味も、何もかも投げ捨てて野球漬けにさせて、監督の言うことを従順に聞くロボットを作っている高校野球なんて今の時代に合っていないんじゃないかと正論でガンガン襲いかかってきます。

80ページほどの薄い冊子なので、簡単に読むことができます。今、プロ野球で活躍している選手も実は甲子園で大活躍した選手ってほとんどいなくて、逆に甲子園で活躍してプロ野球で大活躍した選手って数えるほどで、ぶっちゃけPL学園の清原ぐらいじゃないでしょうか。

とにかく、理由はどうあれ結論はひとつで真夏の甲子園はいらないのです。いくら TVer ですぐに観られるようになったとはいえ、後で録画時間の修正をしたり、ワイプが出てきたりで、鬱陶しいのです。日曜日の朝はとにかくプリキュアが観たいのです。坊主頭のチェリーボーイなんて見たくないのです。チェリーボーイじゃないというのであれば、なおさら見たくありません。合掌。