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壁に耳あり商事にメアリー

みなさん、「壁に耳あり商事にメアリー」ということわざはご存知でしょうか。

どういう意味かを説明する前に、まず壁に耳があったらイヤなんですけど。ものすごくイヤなんですけど。耳って実は結構へんてこなカタチをしていて、あんなのが壁にべちょっとくっついていたらイヤです。すくなくとも私はイヤですし、できれば壁に耳ありなんてことになってもらいたくはないというのが正直な気持ちです。

戦国時代において、自分の戦いっぷりを証明する手段として殺した敵の耳を削ぎ落として持って帰って壁に貼るという野蛮な行為が行われました。それが今もなお続いており、壁に耳あり商事にメアリーの、壁に耳ありの部分であると言われています。バブル崩壊後になってからというもの、シリコーン製の耳が普及したおかげで生身の人間の耳を削いで壁に貼るという蛮行は大阪市内以外では行われなくなりましたが、やっぱり壁に耳があると気持ち悪いものです。

私はフランス人ですから、壁に耳が貼ってあるのを見ると嫌悪感を覚えます。保険会社なんかで契約件数のグラフに耳がペタペタ貼られているのを見るのも嫌悪感を覚えます。しかし、契約を取ることが所得増加と出世につながっている以上、仕方のないことなのかもしれません。願わくば、耳ではなく赤い丸シールぐらいにしておいていただければありがたいと思います。

そして、商事にメアリーですが、これはまぁわからなくもありません。三菱商事、伊藤忠商事、住友商事、いろんな商事にメアリーがいらっしゃるのです。受付嬢であったり、バリバリの営業職であったり、それはもうさまざまな場面でメアリーが活躍しています。最近は女性の取締役を増やそうという流れになってきており、メアリーが取締役として活躍する日もそう遠くはないと思われます。メアリーにはこれからも頑張っていただきたい。

ちなみに、三菱商事の平均年収は1,630万円だそうです。すごいですね。どれだけめちょんこ働かされるのかは知りません。合掌。