ぐわぐわ団

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愛と冷笑の狭間に立つ五輪真弓の『恋人よ』

五輪真弓の『恋人よ』という名曲があります。素晴らしい歌ですが、今日はこの歌に対して物申していきたい。ぐわぐわ団ではおなじみ、人生幸朗・生恵幸子のぼやき漫才だと思っていただければ幸いです。

いろいろ言いたいことはあるのですが、この歌詞をご覧ください。

そしてひとこと この別れ話が

冗談だよと 笑ってほしい

ほんまか?

深刻な別れ話をしていて、突然「うっそぴょ〜ん!冗談でしたぁ、うぴょぴょぴょぴょ!!」なんて言われて相手が笑ったとして、許せるものでしょうか。次の瞬間、相手のアゴに昇竜拳でしょう。もしくはサマーソルトキックでも良いかもしれません。

どれだけアンガーマネジメント協会の会長であったとしても、この仕打ちに笑って許せる人はいないと思うのです。しかし、当時はなぜかこの歌詞が受け入れられ、大ヒットしたわけです。冷静に考えてごらんなさい。無理です。「うっそぴょ〜ん!冗談でしたぁ、うぴょぴょぴょぴょ!!」を許せるわけがないのです。

とはいえ、昔は今とでは価値観が違います。今の価値観で昔の歌を非難するのはよくないかもしれません。宮四郎というチョビヒゲのおっさんが『女のみち』という、女性のかなりセクシャルな部分の気持ちをねちっこい歌声で歌い上げたレコードがなぜか日本で2番目に売れていたりするのです。今の価値観では考えられないことではないでしょうか。ちなみに最もよく売れた曲はみなさんご存知『およげ!たいやきくん』ですが、これも今の価値観で考えると不思議なことではないでしょうか。

とにかく、五輪真弓が「冗談だよと 笑ってほしい」と歌って、当時の日本は「そうだそうだ!」とシュプレヒコールをあげ、多くの男性が別れ話をして「うっそぴょ〜ん!冗談でしたぁ、うぴょぴょぴょぴょ!!」と手のひら返しをし、そして許されたのです。

下手すりゃ詐欺ですし、名誉毀損かもしれません。家庭裁判所に少額訴訟で損害賠償請求をすればほぼ勝ち確の案件であると思います。「うっそぴょ〜ん!冗談でしたぁ、うぴょぴょぴょぴょ!!」と言われた方、ぜひ訴えましょう。弁護士は不要です。合掌。