ぐわぐわ団

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昼間の勃て事

というピンク映画が昔あったような気がしないでもないのですが、もちろん元ネタは「ビルマの竪琴」という素晴らしい映画でして、それが何をどうしたら「昼間の勃て事」なんてことになるのでしょうか。人生というのはとかくうまくいかないものです。

私自身は「ビルマの竪琴」という作品をしっかりと観たわけではありませんが、水島という人が戦争で生き残って坊さんになって、迎えにきた日本人に「水島、一緒に帰ろう」と言われたにも関わらず「私はここに残る」と言ったとか、言わなかったとか。なぜ日本に帰らずにビルマに残ったのか。現地妻がいたというウワサもありますが、それはあくまでもウワサであり、本当はビルマが意外と住みやすかったからというのが真実ではないでしょうか。

人間というのは「ホメオスタシス」という機能が備わっています。

「ホメオスタシス(homeostasis)」とは、日本語で「恒常性(こうじょうせい)」と訳される、生物が体内の環境を一定に保ち続ける仕組みのことです。

このホメオスタシスのせいでダイエットをしてもリバウンドするし、血糖値が急に上がっても元に戻ろうとするし、体温はだいたい一定に保たれていると言っても過言ではないでしょう。このホメオスタシスを少し拡大解釈すれば、住みやすいところで住んでいる以上、環境を一定に保ち続けたいと願うのは人間としては当然の権利であり、日本に帰るよりもビルマで暮らしたいという水島の考えもわからなくもありません。

なお、漢字は違いますが水嶋ヒロは『KAGEROU』という小説を書き、第5回ポプラ社小説大賞で「大賞」を受賞しました。しかし、大賞を受賞してしまったがために他の作品を書くことができなくなってしまったのではないかと言われています。新垣さんに頼めばいいのにと思いますが、新垣さんが作曲以外に文章を書いたりもできるのかどうかはわかりませんし、そんな新垣さんと結婚した星野源は羨ましいなと思います。合掌。