将棋を覚えましょう。習字ですら「準6級」というビミョーな段位(?)しかゲットできなかった私ですが、将棋も似たようなもので、同級生の嶽本くんにはちっとも歯が立たず、苦々しい思いをしたものです。絶対、飛車がワープするとか、角が100個あるとか、そういう汚い手を使っていたに違いない。同じ戦力で負けるわけがないのです。それぐらいのレベルですが、人に教えることはできます。まずは将棋の駒の動き方をマスターしましょう。
負(ふ):後ろ向きにしか進みません。
狂車(きょうしゃ):前に進んだら止まりません。
桂(けい):桂銀淑。
猿(さる):モンキー。
雉(きじ):モンキー。
犬(いぬ):モンキー。
桃(もも):桃太郎。モンキーではない。
鬱(うつ):駒職人を泣かせるためだけにぐわぐわ団が独自に開発。
以上の8つの種類の駒を使って、どんどん敵陣に突っ込んでいくのが将棋です。昔、軍人将棋というものもありましたが、軍人将棋は相手の駒がわからないので、戦略性は高くなります。審判する人が大変面倒なのであんまりやったことないです。
とまあ、冗談はこのへんにして、本当の将棋のお話。
……と、ここまで書いてピタッと手が止まります。そりゃそうだ、将棋のこと、ほとんど知らないんだもん。オセロならわずかにですがわかります。いわゆる星とよばれる、角から斜め一コマ内側に入ったところのマスにオセロの……あれ、何ていうんでしたっけ?コマ?丸っこくて、ひっくり返すの。調べてみたら石って書いてありました。たぶん、石なんでしょう。とりあえず、角の手前のところに石を置くのをギリギリまでためらうことこそ、勝利への近道なのです。相手が置くのをひたすら待って、置いたところで角を狙う。ついでに言うと、中盤までは自分の色をいかに少なくするかもポイントです。オセロの醍醐味は後半の大逆転。だいたい、中盤まで自分の色で染めてしまうと、勝ってるみたいで気持ちがいいんですが、後から全部ひっくり返されるんです。なぜかと言うと、石を置く場所がなくなるから。逆に相手は石置き放題になりますから。好きなところに置いて、どっかんばっかんひっくり返すの。ですので、自分の色が劣勢だなぁと思うぐらいがちょうどいいのです。
ほら、オセロの話ばっかりになってしまいました。将棋のことはちっとも書いてない。というわけで、将棋に勝つにはどうすればいいか。負けそうになったら色目を使う、これしかないです。頑張りましょう。合掌。