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将棋の話

今度こそ将棋の話をしようと思ったのですが、よくよく考えると私は将棋が強いわけではなく、今話題の藤井聡太二冠と勝負しても、もしかしたら勝てないのではないかと思うのです。

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ファミコンに『本将棋 内藤九段将棋秘伝』という将棋ゲームがあります。小学生の私はなぜかこのゲームを買ってもらい、将棋の練習に明け暮れたのですが、コンピュータ相手にちっとも勝てず、これはもしかしたら将棋の才能がないなと薄々感づいてしまいました。

感づいて正解だったのかもしれません。才能があるかもしれないと思って、ずーっと内藤九段と将棋を指し続けていたとしたら、今の人生はまた違ったものになっていたことでしょう。

それはそれとして、確かファミリーコンピュータマガジンか何かだと思うのですが、15手で内藤九段に勝てる!という裏技(?)が掲載されていたのです。私は喜び勇んで書かれたとおりに将棋を指しました。すると、どうしたことか、めちょんこ強かった内藤九段が15手で投了したのです。

もしかしたら、藤井二冠相手にもこういう裏技があって15手で投了に追い込むことができるのかもしれませんが、残念ながら今はファミリーコンピュータマガジンがありません。しかも、内藤九段は必ず同じ手に引っかかりますが、藤井二冠が必ず同じ手に引っかかるという保証はどこにもありません。

1985年に発売された『本将棋 内藤九段将棋秘伝』ですが、30年以上経った2018年の年末に秋葉原でとある大会が行われ、15手をいかに早く指すかを競うという、わけのわからない勝負が繰り広げられました。まさか、発売当初に30年後も愛されるゲームになるとは開発者も思いもよらかなかったのではないでしょうか。将棋というのは実にロマンにあふれています。

というわけで、私自身は将棋の世界に身を置くことなく、今は草むしりをする毎日ですが、もし仮に藤井聡太二段と対局することになれば、全力でオセロで勝ちにいきたいと思います。合掌。