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八冠

藤井聡太が王座戦に勝ち、八冠になりました。これはものすごいことです。

どのぐらいすごい事なのか、将棋に詳しくない人のためにプロレスで例えてご説明を致しますと、WGPヘビー級王座、三冠ヘビー級王座、GHCヘビー級王座のメジャー団体のシングルタイトルを全部獲るぐらいにすごいことなのです。

ちなみに、このメジャー団体のシングルタイトルを全部獲った史上初のプロレスラーこそ皆様ご存知、佐々木健介です。その後、高山善廣、武藤敬司、小島聡、永田裕志という名だたるレスラーが名を連ねていますが、やはり史上初というのが大切なのです。そういう意味で、藤井聡太は佐々木健介と肩を並べたと言っても過言ではないかもしれません。

そんな佐々木健介も決して順風満帆なレスラー人生を送っていたかというとそんなことはありません。「正直スマンかった」発言以降、橋本真也に顔面を蹴られて失踪、アメリカに渡米して修行していたということで藤田和之と試合をするも6分で完敗。WJプロレスに移籍して二代目長州力を襲名かと言われたりしつつもWJプロレスが資金難で崩壊。二代目長州力になることもなく現在に至ります。ていうか、長州力って襲名するほどの名跡か?と思わなくもないのですが、当時はそういう雰囲気があったのでしょう。ちなみに、桂三枝は六代目桂文枝になりました。桂小文枝は現在四代目、以前の桂きん枝です。覚えておいても損はありません。となると、桂きん枝が最終的には桂文枝になるのかもしれません。

そんなことを言うといろいろとややこしいのですが、桂小米朝が桂米朝になるのかと思いきや、五代目桂米團治を襲名するなど、とかく名跡というのは難しいものです。

私自身は将棋はそんなに強くなくて、ファミコンの内藤九段にもなかなか勝てず、将棋で生きる道を諦めざるを得なかったというのが本音です。内藤九段にボロ勝ちできるぐらいの実力があれば、今頃二代目藤井聡太として将棋界を蹂躙していたかもしれません。返す返すも惜しい。合掌。