ぐわぐわ団

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深夜の散歩が本当に坊ちゃんのためならなのか問題

藤子不二雄Ⓐの漫画『怪物くん』のアニメのエンディングテーマ曲「おれたちゃ怪物3人組」をご存知の方、一緒に激怒しましょう。

♪力仕事に深夜の散歩、怪物料理の名コック(フガー!)

曲の歌詞の中にこのようなフレーズがあります。フランケン、ドラキュラ、オオカミ男がそれぞれの得意分野で怪物くんをサポートするという歌詞です。

ついてこれないナウなヤングはいませんか?わけがわからないのは何も悪いことではありません。しっかりと勉強していれば、いつか理解できる日がやってきます。頑張って勉強を続けてください。

ナウなヤングは放っておいて話を進めます。フランケンの力仕事、これは十分理解できます。坊ちゃんのために役に立つこと間違いなしです。そして、オオカミ男の料理も理解できます。坊ちゃんのために役に立ちます。フランケン、オオカミ男、この二人に関して、私は大いに褒め称えたいと思います。彼らは坊ちゃんである怪物くんの役に立っている。みなさんも異論はないでしょう。

問題はドラキュラです。何でしょう、深夜の散歩というのは。百歩譲って、深夜に何も起きないように警戒をしている、パトロールをしているというのであれば怪物くんの役に立っていると言えなくもありません。しかしながら、ドラキュラの行っていることは深夜の「散歩」です。♪歩こう、歩こう、私は元気〜、の「さんぽ」です。怪物くんの役に立っているとは到底思えない行為です。

「私はあなたのために散歩をしているのです。」

たとえ、こまどり姉妹にこのように恩を売られようとも「それはあなたのための行いであって、私のためではありませんよね。」と突っぱねなければなりません。怪物くんも同じ思いでしょう。臥薪嘗胆という言葉がありますが、ドラキュラが「坊ちゃんのために深夜の散歩をしているのです!」と主張しようとも、泣いて馬謖を斬る覚悟が必要です。ドラキュラ、殺しても死なないと思いますが。

「私はあなたのためにこんなことをしている!」とアピールしてくる輩がいますが、本当にあなたのためなのでしょうか。よく考えましょう。合掌。 

書類に間違いがあるとき

部下が作成した書類に間違いがあるとき、どう伝えればよいのでしょうか。

おもむろに服を脱ぎ、全裸でパパロダンスを踊りながら「ジェロニモー!」と叫んで、全身で間違いを表現するという方法が一番正しいのですが、その都度服を脱ぐのも大変ですし、女性であれば服を脱ぐのは抵抗があるかと思います。繰り返しますが、最も正しいのは、おもむろに服を脱ぎ、全裸でパパロダンスを踊りながら「ジェロニモー!」と叫んで、全身で間違いを表現するという方法です。ただ、いくら正しいとはいえ、この方法に固執していては話が進みませんので、別の方法を考えます。

上司の威厳を保つためでしょうか、威圧的に「間違っているじゃないか!」と怒鳴りつけたり、叱りつけたりする人がいますが、あれは感心しません。そんなことをしていると、部下が萎縮してしまってコミュニケーションが取れなくなってしまいますし、何より間違えたくて間違える部下などいないのです。

「俺が若いときは、上司に書類を提出するときは、少なくとも3回は見直しをしてから提出したものだ!」みたいな、俺の若かりし頃の武勇伝みたいな、ぶっちゃけどうでもいい話を付け加える人もいますが、それも感心しません。「それで、間違いはなかったんですか?」と聞いたら「当たり前だ!」とさらに怒り出すでしょうが、怒り出すということは、たぶん間違いだらけだったのです。触らぬ神に祟りなしですので、いらぬことは聞かず、そっとしておいてあげましょう。

では、部下の書類に間違いを見つけたときにどうすればよいか、おもむろに服を脱ぎ、全裸でパパロダンスを踊りながら「ジェロニモー!」と叫んで、全身で間違いを表現するという方法が一番正しいというのは置いておくとして、部下の席まで歩いていって「この部分、わからないから教えてくれる?」と、あくまでも下手に立って、間違いに気がついてもらうようにするのがよいかと思います。

明らかに数字が違って誰の目にも一発で間違いがわかるときは「申し訳ないけれど、ここをなおしてくれるかな?」と、お願いをします。

こんな方法だと部下がつけ上がるのではないかといらぬ心配をする人もいるかもしれませんが、間違えるたびに上司が下手に出て、丁寧に指摘してくれたとしたら、次は間違えないようにしようと気をつけるものです。怒鳴りつけたり、叱りつけないと威厳が出せないのであれば、そんな威厳など必要ありません。

上司は部下に仕事をしてもらっているのです。社長は社員に仕事をしてもらっているのです。実際に仕事をしているのは部下であり、社員です。偉いのは部下であり、社員なのです。そのことをきちんと理解しておかねばなりません。

惜しむらくは、私には書類を間違える部下もいなければ、社員もいないので、1人でパパロダンスを踊るしかないということです。残念でした。合掌。

車の席次に関する新しい考え方

車にも上座や下座という、わりとどうでもいいしきたりがあって、タクシーを乗り合いするときなど、ややこしいことになります。私の知っている限り、運転席の後ろの席が一番、助手席の後ろの席が二番、その間が三番、そして助手席が四番の末席となります。本当かどうか知りませんが、運転席の後ろが上座な理由というのが、事故した時に一番生存率が高いからなんだとか。なんとなくもんにょりする理由です。

「そこまでして生き永らえたいのか!」と悪態の一つでもつきたくなる気持ちは十分理解できます。かといって「何かあった時に一番死なない席です、どうぞ!」と勧められたら、それはそれでちょっとどころではなくイヤです。

ぐわぐわ団では新たな提案を行いたいと思います。まず、助手席という言い回しがよくないのです。別に運転席の横の席というだけで、運転手の助手でないといけないわけでもありませんし、ましてやワトソン君でもないというのに、わざわざ助手席などと言わずともよいのです。ご提案と致しまして、展望席、パノラマ席、S席、特に展望席という言い回しには賛同して頂ける方も多いと思うのです。

電車の運転手さんの横に座席があれば、子ども、鉄道ファン、まけもけ、景色マニア、いろいろな人によって取り合いになります。電車の運転手さんの横の席なんてのはキングオブプレミアムシートなのです。にもかかわらず、車の場合、運転手さんの横の席は末席だと言われる。そんなバカな話はありません。というわけで、助手席という言葉を展望席と改め、一番エラいさんに展望席に座ってもらうことに致しましょう。

あとは、出やすさを重視し、展望席の後ろを2番、その横を3番、運転席の後ろは4番ということに致します。タクシーであれば、2番、3番の人は「ありがとうございます〜」と言って、さっさと車から降りてしまえば、 支払いは4番の人がすることになります。このように考えると、運転席の後ろなんてろくな席ではありません。

「運転席の後ろが上座じゃないか!社会常識もマナーも知らんとは何事か!」と怒り出す人がいれば、簀巻きにして車のトランクに入れたら静かになります。景色が見られないので5番目のキングオブ末席となりますが、マナーにうるさい人なんかと一緒に車に乗っても楽しくないので、トランクに入れておくほうがよろしいかと思います。とりあえず、本気にしないように。合掌。