やっぱりアレですか?!
インタビューをされる方に朗報です。
「やっぱりアレですか?!」
というフレーズを覚えておきましょう。インタビューですから聞くことはたくさんあると思うのですが、どうしてもうまく話が弾まないとき、このフレーズをビシャっと使えば、後はインタビューを受ける人がノリノリのりノリ天国で話を始めてくれるのです。
「どうしてダブルブッキングをされたんですか?」
「う〜ん……」
「やっぱりアレですか?!」
「そうなんですよ!注目を集めるために母親が!」
クレームブリュレの固いところをカンカンと割るように「やっぱりアレですか?!」が話のきっかけになってくれるのです。
逆にインタビューを受けてみたいと思ったりもするのですが、私自身はそんなに引き出しが多いわけでもなく、有名人でもありませんので、なかなかインタビューを受けたりするチャンスがありません。ていうか、素人は練習なしには上手くお話ができません。
過去に一度だけテレビに出た時は本当に緊張しまくってカミカミで悲惨なコトになりました。別に悪さをしたとか、新婚さんいらっしゃい!に出たとか、そういうことではないのでご安心ください。そうそう、友人がテレビに出たときは結構すらすらと喋っていたので「すごいなぁ」と感心しきりでした。うまく話ができるオーラが出ていたように思います。
というわけで、ついさっき見たローカルタレントの方がお弁当屋さんのロケで「やっぱりアレですか?!」と見事に使いこなされていたので、ついついこんな記事を書いてしまいました。世の中はドルがめちょんこ値上がりを続け、関大北陽のハンドボール部の生徒が丸刈りにされ、キチキチな感じが続いていますが、みなさんはゆるりとお過ごしいただき、インタビューをされるときにはぜひ「やっぱりアレですか?!」を使いこなしていただければ幸いです。合掌。
日勤教育を思い出せ!
福知山線の脱線事故からもうすぐ19年になり、事故後にJR西日本に入社した社員が約7割となっちゃっているんだそうです。時が経つのは早いものです。
NHK関西のニュースでは、事故を忘れないためにJR西日本が新入社員に安全研修を行なっていると伝えられていました。
研修では、列車どうしの衝突を防ぐ信号システムなど過去の事故を教訓に作られたさまざまな仕組みについて講師役の社員が説明し、一つ一つのルールの意味を理解して守ってほしいと伝えていました。
いやいやいやいや、そうじゃないでしょう。確かにこういうことも大切ですが、福知山線の脱線事故が起きた理由は「日勤教育」というJR西日本が当時実施していた恐怖支配が原因じゃないですか。知らない人が増えたからといって、そのへんをうやむやにしようったってそうは問屋がおろしません。少なくとも、ぐわぐわ団はおろしません。
日勤教育というのは、ミスをした社員に対して鬼詰め*1しまくって、ミスをしたら殺されると思わされるぐらいに折檻されるという制度です。何度も何度も「定時運行」とノートに書かされたり、炎天下一日中ひたすら草むしりをさせられたり、ミスひとつで見せしめのような辱めを受けていたのです。そんな環境の中でミスを過剰に恐れるようになったあまり、時間の遅れというミスを挽回しようとして自分を見失った運転士があの事故を引き起こしたのです。
人間とはめちょんこ弱いものです。誰でも鬼詰めされたら精神的にぶっ壊れます。今はパワハラとかいう言葉が生まれて多少はマシになったのかもしれませんが、私の見えないところで鬼詰めや折檻されている人はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。少し前の話ですが、恐怖政治を行っていたビッグモーターが何をしていたのかを思い出してみてください。
そういうツラい状況にある人たちには、とにかく逃げてというほかありません。しんどい思いをするぐらいなら逃げたほうがよいのです。
という研修をしてあげますから、JR西日本は私を講師として招聘するように。合掌。
*1:人格崩壊するほどに説教しまくること。
スダーン!
ここんとこ連日ぐわぐわ団の4コマ漫画がスーダンの話題ばかりになっているので、世間では「ぐわぐわ団はスーダンに心を売ったのか?」とか「案件ならプロモーションを含みますと表示すべきではないか?」とか「なんでスーダンやねん」といった罵詈雑言をバリバリ受信するのですが、これはひとつきちんと説明責任を果たさなければならないのではないかと考えた次第であります。
岸田総理が米国の国賓としてアメリカに招かれている今、『闘将!!拉麺男』を大人買いして極貧となった私ができることが、国会できちんと説明責任を果たすことだと思うのです。別に国会の政治倫理委員会でなくても構いませんが、とにかくきちんと説明と謝罪を行うことで炎上の波を断ち切る必要があるのではないかと思うのです。
思えば、記者会見で大失敗した人は数多くいます。覚醒剤をパンツに隠していたのを見つかってしまい「もうパンツは履かない」と豪語した勝新太郎という豪快なおっちゃんがおりましたが、それぐらいの肝の座った謝罪というのは素晴らしいと思うのです。大号泣して「やっと議員になったんです!」と喚き散らかしたり、「STAP細胞はありまぁす!」と言い切ったり、「頭の中が真っ白に……」と横から母親である女将に囁かれたり、諸悪の根源とも言える社長の息子の副社長を出さずに無理やり記者会見してどっちらけになった車検屋とかもありましたが、得てして肝の座っていない記者会見というのはぼろが出るものです。
というわけで、なぜスーダンのネタをこんなに引っ張っているのかを申し上げますと、ひとえにエコロジーであるということです。スーダンの国を頑張って描いた以上、せめて5日間はこれでどうにかしたいという気持ちがあるのです。いかに効率化、タイパを考えた漫画を描くかを考え抜いた結果、とりあえずスーダンをしっかりと描いて思いっきりリサイクルしまくるというのが私の考えるエコであり、4コマ漫画を長く続けるための方法論なのです。
というわけで、明日の朝はついに「スーダンマン」が出ます。ご期待ください。合掌。