♪ダ、ダ、ダムスの大爆笑〜、というフレーズが頭に浮かんできたので、まったく脈絡もなんにもなく唐突にノストラダムスについて。
1999年7か月、
空から恐怖の大王が来るだろう、
アンゴルモアの大王を蘇らせ、
マルスの前後に首尾よく支配するために。
結局、なんだかわからないうちに17年も経っているわけで、1999年7月が来るのを本気で恐れていた純粋な気持ちをどうしてくれるというのでしょう。ノストラダムスに対していろいろと言いたいのですが、相手は外国人ですし、かなり昔の人ですから、いまさらここでぐだぐだと文句を言っても仕方がないといえば仕方がないのです。
大槻ケンヂがどこかで書いていたのですが、ノストラダムスという名前がそもそもズルいのです。偉そうというか、迫力があるというか、大予言しそうじゃないですか。日本人が大好きな七文字だし。古池や、ノストラダムス、秋の空。俳句の中句にしっくりぴったり収まります。特に「ダム」が強そうな感じですよね。「トラ」を「ネコ」にしたところで、「ダム」があるので強そうなままです、ノスネコダムス。「ダム」を「ムダ」にしたら、若干ですが弱そうになります、ノストラムダス。「トラ」を「ネコ」にした挙句、「ダム」を「ムダ」にしたら、もうわけがわからなくなります、ノスネコムダス。3流漫画雑誌のネコ漫画のタイトルになりそうな感じです。これでアンゴルモアの大王と言われても、たぶんそんなにビビらなかったと思います。
ノストラダムスの名前を一躍有名にしたのが「ノストラダムスの大予言」という本。
ノストラダムスの大予言 迫りくる1999年7の月人類滅亡の日 (ノン・ブック)
- 作者: 五島勉
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2014/09/05
- メディア: Kindle版
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なぜか、Kindleの電子書籍になっている……
この本のよくわからない顔が怖くて、余計に恐怖感が増した感じがしますね。不思議なのが、2014年9月にKindle版が発売されていること。1999年は過ぎているので、予言としては価値がないはずなのに、結構たくさんの人がカスタマーレビューを書いているし、そこそこ評価も高い。
この本の著者、五島勉は現在86歳。この本で儲けたお金で石神井に土地を購入し、自宅を建てているそうです。Wikipediaにはいろんなことが書いているので面白いです。やっぱり家が建つんだと思いました。1999年に世界が滅びるかもしれないと言うのに、その予言を紹介した人が家を建ててるんですから、なんだかもんにょりしますね。合掌。