テレビの天気予報を見ていたときのことです。「激しい雨」というのは「道路が川のようになる」ぐらいにすごい雨が降るときを指すと正木さんが言っていたのです。
そこで美空ひばりの名曲「川の流れのように」を思い出してみましょう。
ああ川の流れのように ゆるやかに いくつも 時代を過ぎて
ああ川の流れのように とめどなく 空が黄昏に 染まるだけ
つまり、激しい雨が降ることによってゆるやかにいくつも時代が過ぎてしまうのです。そして空が黄昏に染まってしまうのです。これはノストラダムスの『百詩篇』第10巻72番を思い出させます。こちらも有名な文章ですが引用してみましょう。
1999の年、7の月、
空から恐怖の大王が降ってくる。
アンゴルモアの大王を復活させるために、
その前後の期間、マルスは幸福の名のもとに支配に乗り出すだろう。
正木さんが「激しい雨」とは何かを説明してしまったために、1999年7月に地球は滅んでしまうかもしれないのです。あらどうしましょう。
それほど「激しい雨」というのは恐ろしいものなのです。ゆるやかにとはいえ、いくつも時代を過ぎてしまうわけですから、平成なんかはすぐに令和になってしまうわけですし、昭和なんてもはや誰も覚えてはいないのではないでしょうか。
AV女優の生年月日が昭和一桁だった頃を思い出してください。そんな頃はありません。とはいえ、昭和生まれが当たり前だったのに、いつの間にか平成生まれが当たり前になってしまったのです。時代の流れとはこのようにものすごく厳しくて激しいものなのです。
美空ひばりが歌った名曲「川の流れのように」を思い出して、大雨が降ったときの対策をきちんと準備するのはとても大切なことだということに気がつかされます。「川の流れのように」は、昭和の歌姫から令和チルドレンへの贈り物なのです。
しかし、自然の力は大きく、人類の力は実に小さいのも事実です。私たちが雨に対してできることは限られています。雨が降ったらお休みしましょう。昔のハワイの王様は雨が降ったら休んでいたのです。あれが正しい。合掌。