「小豆は小豆島の特産品です。」
「小豆島は島だけど、大豆島は島じゃない。」
といった感じの豆の知識……ではありません。
『くらしの豆知識2017』が発行されました。
『くらしの豆知識』は、日常生活にかかわりの深いテーマを幅広く取り上げ、消費者トラブルの対策にも役立つ情報をコンパクトにまとめた冊子で、毎年1回、独立行政法人国民生活センターが発行している本です。476円+税という価格のわりに、内容はとても充実しているので、何かと困ったことが多いこの世の中、さまざまな知識を得ておくことは大切なことなのです。国の機関が作った本ですから、実に教科書っぽいのですが、そこは仕方のないことです。ぐわぐわ団みたいに砕け散った文章を書くわけにもいかないのです。
それはそうと、今回の『くらしの豆知識2017』のポイントは装丁です。様々な豆を表紙の右側に配し、誰がどう見ても豆知識の本であることを一目でわからせる、素晴らしいデザインです。シャレと言えばシャレなのですが、豆知識だからという理由でここまでストレートに豆の写真を使うことのできるセンスたるやもう。独立行政法人の発行する本なのに!って感じです。
過去の『くらしの豆知識』を並べてみます。
失礼ではあるのですが、なんとも垢抜けないデザインで、あまり手にとって読んでみようという気になれないんですよね。政府刊行物!って感じがミシミシしてて。
今回の『くらしの豆知識2017』は、どうしてこうなった?って思いました。それぐらい、突き抜けた感じがします。
内容は先ほども書きましたが、とても役に立つ内容ですので、どこかで見かけた際には是非手にとってご覧いただければと思います。合掌。