ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

赤えびの殻をむきます

みなさんは『かぼちゃワイン』をご存知でしょうか。

ご回答、まことにありがとうございました。

しかし、今回は『かぼちゃワイン』の話題ではありません。こないだ、近鉄百貨店閉店間際にしれっとまぎれ込み、お魚屋さんで叩き売りされていた赤えびをどどーんとめっちょこ安値で買ってきたのです。

こんな感じ。回転寿司に行くと、だいたい1皿か2皿は赤えびを食べるのですが、一貫しかお皿に乗っていないので、ものすごく贅沢な気になってしまい、ばっくばく食べることをためらってしまうのです。

これは、炙り赤えび塩レモンだったかな。とにかくめっちょこ美味しい。しかし、一貫しか乗っていません。普通のえびなら二貫乗っているのですから、界王拳2倍なわけです。最近は糖質制限とかが幅を利かせて、ともすればごはんを敵視する輩もいる不届千万な世の中ですが、一貫と二貫だったら、どう考えても二貫のほうがお得なわけです。意識高く言うなら「コスパが良い」です。でも、赤えびは美味しい。コスパと欲望を天秤にかけて、悩み続けるのです。忸怩たる思いです。天秤にかけてついでに、近江商人の教育の様子を描いた「てんびんの詩」という映画があります。なべぶたを売って歩くよう子どもに言い渡す親、子どもはアフリカ大陸に渡り、アフリカの原住民を見てこう叫ぶのです。「ここでは誰も靴を履いていない!いくらでも靴が売れるぞ!」なべぶたどこに行ったんだかさっぱりわかりませんが、近江商人と大阪商人をごっちゃにするのはいただけません。ケチで商魂たくましいのが近江商人で、アホのボンボンが女遊びにかまけて店をひっくり返すのが大阪商人です。

むちゃくちゃ書いていますが、赤えびを大量に買ったはいいのですが、そのままでは食べられません。殻をむきます。

最初に頭を取ります。それから身の部分の殻をむきます。コツはバキッと音が鳴るぐらいに遠慮なくいわすことです。やさしくしていたら時間がいくらあってもどうにもなりません。とにかく、最初が肝心です。バキッ、グシャっと力を込めて、殻をバッキバキにしてしまうのです。そうしたら、そこそこきれいに殻がむけます。身が傷つかないかとか考えなくても大丈夫。赤えびは強いです。

殻をむいて、腹側から包丁を入れて身を広げて、背わたを抜きました。こちらをばっくばくお刺身にして食べます。11匹はいたはずなのです。11匹いる!一匹増えていたとしても食べてしまいますので問題ございません。実に美味しかったです。合掌。