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『オンネリとアンネリのおうち』を観てきました

フィンランドの全国民の5人に1人が観たという映画『オンネリとアンネリのおうち』を観てきました。

www.onnelianneli.com

仲良しの女の子ふたりが落ちていたお金で家を買って生活をする話です。このように書くと「なんじゃそりゃ?」と思われるかもしれませんが、観てきた当の本人が「なんじゃこりゃ?」と思っているので、気にしたら負けかもしれません。

あんまり深く考えたらダメなのです。日本ではなくフィンランドのお話だし。

子ども向けの映画だからでしょうか、悪い人は出てきません。細々とアイスクリーム店を営む孫に対して、毎日50ユーロをガメてくるスロット中毒のばあさんがいるのですが、そんな極悪ばあさんですら、特に罰せられることもなく「スロットは何も生み出さない」みたいな生あたたかいセリフを吐きます。実に優しい世界です。

ぶっちゃけストーリーはガバガバです。ストーリーはあってないようなもんです。それより、画面に映し出されるかわいい世界を楽しむと割り切るぐらいでちょうどよいと思います。フィンランドの家具、インテリア、食器や服、いちいちかわいい。イケアかフライングタイガーで買い揃えたかのようなおうちを観て楽しむ映画です。

もっと言うと、どっちがオンネリで、どっちがアンネリだか、最後までわかりませんでした。ひどい。キュアマシェリとキュアマシェリは一瞬で見分けられるというのに。とはいえ、オンネリとアンネリは80分の間、どっちがどっちでも問題なかったです。

残念なのは、上映している映画館が少ないということでしょうか。フィンランドではめっちょこ大ヒットした映画だというのに、今大阪で上映しているのはシネ・リーブル梅田だけ。7月14日からは京都シネマ、シネ・リーブル神戸でも上映が始まります。

シネ・リーブル梅田って、かなりマイナーな映画を上映してくれるステキな映画館なのですが、場所が新梅田シティにある梅田スカイビルという少々やっかいな場所にありまして、行くのが大変なのです。北梅田駅ができるまではまだまだ時間がかかりそうなので、行くのが大変なのはもう少し続きそうです。いきなり大阪ローカルな話をして申し訳ありませんでした。合掌。