WOWOWのドラマ「不発弾」を毎週、楽しみにしているまけもけさんです。黒木メイサがいまいち感情を出さずに中途半端な演技をしている感じが木村拓哉っぽくてニヨニヨしています。逆に、奥田瑛二の演技が回を重ねるごとにエグさが増してきて、ぶっとい葉巻を吸う姿がいやらしくて素晴らしかったです。
ドラマの内容は、東芝好きの私にとってはニヨニヨできる話なのですが、ある程度の金融の情報というか知識がないと、何がなんだかさっぱりわからんのじゃないかと思います。
ドラマの途中で金融庁の若手みたいな役柄の人がペラペラっと「不発弾」「デリバティブ」について通り一辺倒の棒読みな説明をしていましたが、あれでデリバティブが理解できればすごいと思います。私も何のこっちゃかさっぱりわからなかったので、しれっと調べてみました。根本的なところはさっぱりわかっていませんが、とりあえずデリバティブとは何かをわかりやすく説明する努力をしてみます。
誤解を恐れずに言うと、賭け事みたいなもんです。例えば、10年前にこんなやりとりがあったとします。
A「フィギュアスケート、オリンピックで2大会連続で金メダル取る日本人なんておらんって!」
B「そうかな〜、これから20年の間に一人ぐらいそんなことできるのも出てくるんと違うかな?」
A「もし2大会連続で金メダル取るやつが出たら100万円払ったる!」
B「じゃあ、契約金として1,000円払うから、2大会連続で金メダル取る人が出てきたら100万円払ってね。」
A「へへへ、1,000円得した!」
そして、羽生結弦選手の登場です。
10年前に羽生選手が2大会連続で金メダルを取るとは誰も想像できなかったと思います。でも、実際にそうなりました。こうなるとAは1,000円先にもらっていますし、100万円払う必要がでてきます。つまり、Aは不発弾を持っていることになるのです。
これがデリバティブ。実際は金メダルの枚数ではなく、日経平均株価であったり、ダウ平均株価であったり、長期金利であったり、いろんな要素を使って、何かあったらお金を払ってね、先にお金をあげるから、みたいなものです。
なんとなくイメージできましたでしょうか。ぐわぐわ団の漫画が100万部売れたら100万円払いますから、とりあえず1,000円ください、みたいなもんです。デリバティブには気をつけましょう。合掌。
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