勝新太郎のことはあまり知らないのですが、パンツの中に大麻を隠していたことで有名です。そして「もうパンツをはかないようにする」という、素晴らしい改善策を提案したことでも有名です。
ビジネスの世界において、PDCAサイクルというこれまた有名な考え方があります。Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)、これら4つの段階を循環的に繰り返し行うことで、仕事を改善・効率化することができるのです。
勝新太郎がパンツの中に大麻を隠していたことをPDCAサイクルにあてはめて考えてみましょう。
まず、パンツの中に大麻を隠すことがPlan(計画)です。そして、逮捕されます。これがDo(実行)。逮捕されて、パンツの中に大麻を隠してもダメだということがわかります。Check(評価)です。そして「もうパンツをはかないようにする」ことがAction(改善)になるのです。
本来であれば「大麻を所持しない」ことがAction(改善)ではないのかと考えてしまいますが、勝新太郎にとっては「パンツをはかない」ことこそがAction(改善)だったのです。そして、勝新太郎が正解です。
「パンツをはかない」ことで大麻を隠す場所をなくし、結果的に大麻を所持できないようにしたのです。「大麻を所持しない」という気持ちだけではダメなのです。物理的に大麻を所持できないよう、深く、深く、物事を考え抜いた結果が「もうパンツをはかないようにする」という言葉となったのです。
簡単なようで難しいことなのですが、何かをするとき、物事の根っこの部分まで見て、考えて、行動に移さねばなりません。ついつい、「大麻を所持しないようにします」というような、上っ面だけの言葉でお茶を濁しがちですが、勝新太郎はパンツをはかないという行為でもって、大麻を物理的に断ったわけです。
もっと完全を期すのであれば「これからは全裸で過ごす」というのも方法としては考えられますが、ここまで極端にしてしまうと、社会生活に支障が出てしまいます。やはり「もうパンツをはかないようにする」が最適解であったと思います。
みなさんも、大麻を所持しないためにも、パンツははかないようにしましょう。合掌。