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ノートルダム大聖堂が焼け落ちた

ノートルダム大聖堂が焼け落ちたと聞いて、フランス人の私は大変心を痛めております。毎年、ノートルダム大聖堂に初詣に出かけて、参道にずらりと並んでいる屋台でりんご飴を買ってもらって食べるのが楽しみでした。大、中、小とサイズがあって、大きいのが欲しい!と駄々をこねるのですが、そんなに大きなのは食べられないでしょうとたしなめられて、中のサイズにされるのです。

とはいえ、中のサイズでも2メートルはありますから、食べるのは大変だったのですが、今ではそれもよい思い出です。ノートルダム大聖堂がなくなってしまい、あのりんご飴の屋台で生計を立てていたおじさんはこれからどうやって食べていくのでしょうか。実に気がかりです。

さて、ノートルダム大聖堂ですが、ノストラダムスと字面が似ています。フランス語のことなのでよくわかりませんが、おそらくノートルダムとノストラダムスは語源が同じで、フランス人はノートルダム大聖堂と聞けば「『ルパン三世 念力珍作戦』と同時上映された、丹波哲郎が主演のあの映画ですね。」と答えるはずです。

『ノストラダムスの大予言』という映画ですが、当時は文部省推薦というお墨付きもあり、1974年の邦画部門の興行収入第2位という記録も打ち立てたのですが、いろいろあって観ることが困難な状況です。『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』は日本版が発売されたので簡単に観ることができるようになりましたが、『ノストラダムスの大予言』はなかなか簡単に観るわけにもいかなそうです。観なくてもいいけど。

それはそれとして、ノートルダム大聖堂は焼け落ちてしまいましたが、フランスのマカロン大統領は5年以内に再建すると意気込んでおります。奈良の興福寺中金堂でさえ再建するのに300年もかかったというのに、ノートルダム大聖堂を5年で再建するとは、なかなかできることではありません。興福寺中金堂は材料を集めるのからして大変で、アフリカの木材を何年もかけて集めたそうです。フランス人も頑張ってください。合掌。