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読んで損する楽しいブログ

半値八掛二割引

投資の世界というのは、なぜかやたらと格言があります。「株は安く買って高く売る」という至極当たり前のこともあれば、「株屋殺すにや、刃物はいらぬ」といった恐ろしいものまであります。「下手なナンピン大怪我のもと」なんてのは知っていて損はないと思います。ナンピンというのは安くなったときに買い増すことですが、中途半端にナンピンすると損が広がるだけなのです。自分のお金をどろどろに溶かしてイヤというほど身に染みているだけに、格言というのもおろそかにはできません。

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それはそうと、半値八掛二割引というのは何かというと、株式市場の下落局面において、ガタンと下がったらつい何かを買いたくなるわけですが、 本気で値下がりしているときは「半値八掛二割引」という言葉を思い出しましょう。1月に日経平均株価は24,000円を超えているので、「半値八掛二割引」で計算すると、7,680円になります。

……いくらなんでも日経平均株価7,680円は下がりすぎというか、17,000円の時点でも純資産倍率は前期基準で0.89倍、PERも11.25倍とかなり安くなっていますので、お得感はあるんですけどね。ただ、これはあくまでも前期基準。自粛だなんだと言い始めて、海外からの観光客がびしっといなくなって、どこもかしこも業績悪化となると、日経平均株価が17,000円なんて高すぎる!ということになるかもしれません。実際に高すぎる!と思っている人がたくさんいるから株が売られて、17,000円になっちゃっているわけですし。

こういう相場の時はどうすればよいかというと、自分の持っている株や投資信託に未来があるかどうかをよく考えることです。株価は下がっているけど、この会社はめちょんこ素晴らしい会社で、応援したいと思えるのであれば持ち続ければいいですし、場合によっては追加して買うのもアリです。逆に、安いと思って買ったけど、よく考えたらこの会社のこと知らない……なんてときは売ってしまうほうがよかったりします。

投資信託も同じで、この投信はファンドマネージャーがめちょんこしっかり投資先を見てくれていて信頼ができるというのであれば持っておくべきですし、何となく儲かりそうだからというので買ったのなら、この際、損をしてでも売るほうがよいかもしれません。

例のウイルスの特効薬かワクチンでもできない限り、ずるずると悪い方向に進みそうというか、投資をしている人にとってはもんにょりMAXだと思いますが、よい機会と思って、自分の持っている株や投信を見直してみましょう。

応援したいか、そうでないか。ポイントはこれだけです。合掌。