ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

猫ちゃんを飼う

猫ちゃんを飼うのであれば象を飼わねばなりません。そういう決まりです。

f:id:make_usagi:20200612205332j:plain

「猫ヲ飼フニ関スル法律」の第一条に「猫ヲ飼フ者ハ象ヲ飼ワネバナラナイ」と規定されています。第二条以降は象舎に関することや、象を飼うにあたり猫を飼わねばならないといった規定も書かれていますが、今回は関係ないので説明は割愛します。

最近はワシントン条約のせいで、なかなか象を飼うことは難しいのですが、戦前はペットショップで象がたくさん売られていました。大阪の吹田に象屋という和菓子屋さんがありますが、もともとは象を売っていたのです。しかし、ワシントンが「桜の木を切ったのは僕です!」と父親に伝えて謝ったため、なかなか象が手に入らなくなりました。そもそも、桜の木を切る行為がどうかしています。ラリってたんとちゃうやろか。

それはそうと、猫ちゃんを飼うのであれば象を飼わねばならない以上、どうにかして象を探してこなければなりません。しかし最近、とんと野象を見なくなりました。昔は外に出ると野象がパオーンパオーンとうるさかったというのに、時代の変化でしょうか、保健所が頑張ったからでしょうか、とにかく野象を見る機会がめっきり減りました。よいことなのかどうかはわかりませんが、象を手に入れることが難しくなったのは事実です。

猫ちゃんを飼いたい気持ちはやまやまですが、とにかく象が手に入らない以上、どうしようもなく二の足を踏んでいます。もちろん、象の他にも、猫ちゃんのお世話係の方を最低でも3人は正規雇用しなければなりませんし、各種健康保険、社会保険への加入も義務付けられています。賞与も出す必要もあります。だいたい、お世話係の方の手取りの倍近くの金額が毎月必要となるのですが、猫ちゃんを飼う以上はそれも許容せねばなりません。

ワンちゃんならどうかという声も聞こえてきそうですが、ワンちゃんはワンちゃんで「犬ヲ飼フニ関スル法律」の第一条に「犬ヲ飼フ者ハ麒麟ヲ飼ワネバナラナイ」と、これまたキツい規定があります。『麒麟がくる』が放送中止となり、麒麟がこなくなったのでワンちゃんも難しいのです。世知辛い世の中です。合掌。