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ねこちゃん

ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね。そうよ、ち○○○も長いのよ。

という歌がありますが、象は「ぞうさん」であって「ぞうちゃん」ではないのです。さん付けをする人がほとんどで、ちゃん付けをする人はほぼいません。ちなみに「ち○○○」は「ちちおや」です、念のため。

一方で、猫は「ねこちゃん」なのです。「ねこさん」と言う人は私の周りにはあまりいません。私の周りの人はフランス人ばっかりなので、そもそも「ねこちゃん」という人も少ないのですが、それはそれとして。

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象は「ぞうさん」で、猫は「ねこちゃん」。

動物をよぶとき、さん付けなのか、ちゃん付けなのかを考えてみたのですが、ほとんどが「さん付け」がしっくりきて、ちゃん付けはしっくりこないのです。これは結構な謎です。

きつねさん、たぬきさん、パンダさん、くまさん、キリンさん、ライオンさん、やぎさん、ひつじさん、りすさん。どの動物もさん付けばっかり。

しかも、猿に至っては「さるさん」ではなく「おさるさん」です。漢字で書けば「御猿さん」ですから、めちょめちょに尊敬しまくりなのです。やはり人類の祖先ということで敬うべき存在であるということが根本にあるのでしょうか。

ただ、猫は「ねこちゃん」なのです。人間にとって身近な存在であるがゆえのちゃん付けだとしたら、猫は相当なアドバンテージを持っているといえるでしょう。

ただ、猫よりもすごい動物がいます。犬です。「いぬさん」とは言いませんし、「いぬちゃん」とも言いません。「ワンちゃん」がよく使われる言い回しです。巨人の終身名誉監督である長嶋茂雄が世界のホームラン王の王貞治をよぶときは「ワンちゃん」と言いますが、それはあんまり関係ない話なのでそっとしておくとして、犬をよぶときは「ワンちゃん」だということは誰もがご納得していただけるかと思います。

鳴き声でよび、かつちゃん付け。一方の猫は「ニャーちゃん」とは言いません。世界のホームラン王である王貞治が巨人の終身名誉監督である長嶋茂雄をよぶときは「チョーさん」と言いますが、やはりさん付けです。王より長嶋のほうが上なのでしょう。合掌。