ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』を読みました

例のウイルスがいまだにぐわーっとなっています。もうそろそろええ加減にせぇよと例のウイルスに言いたいぐらいですが、言ったところで奴らはこちらの言うことなど聞かないのです。私がいくら交渉の達人であったとしてもです。力不足で申し訳ありません。

仕方がないので、とりあえず例のウイルスに関して何か本でも読んで勉強してみるべと思いまして、こんな本を読みました。

新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実 (日経プレミアシリーズ)

なぜこの本にしたのかというと、対話形式で書かれていたので読みやすそうだったからです。内容が難しかったり、よもや英語やドイツ語で書かれていたら、とてもではないですが読むことができません。実際読みやすくてよかったです。そして、読んでみた感想ですが、まさか「情報の使い方」の本だとは思いもよりませんでした。

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「情報の使い方」と言うのはどうも簡単に言いすぎているので「情報リテラシー」と本では書かれていますが、つまり「いろんな情報があるけど、振り回されないようにしっかり自分で考えるためにはどうすればよいか」が書かれています。

もちろん、ワクチンがどんなものかとか、PCR検査がどんなものかなども書かれています。特にPCR検査というのが「感染している人でもちょこちょこ見逃すし、ごくまれに感染していない人でも感染しているという結果になる」ものだということがわかって、こりゃのべつまくなしにPCR検査してもどうにもならんなというのが理屈でよくわかります。「検査」というのは、あくまでも「道具」なんだということが理解できていないと、このへんちんぷんかんぷんになって、偉い人が「みんな検査しないと!」と言い出したら信じてしまうかもしれません。

いろいろと例のウイルスのことを書いてあって、最後に「情報リテラシー」についてがっちりと書かれています。そして、この本のキモとなるのが「情報リテラシー」の部分なのです。いろんな情報があるけれど、しっかりと自分で考えようねという話。もちろん、自分で考えるための方法はしっかりと書かれています。

だからでしょうか、Amazonの星一つのレビューを見ていると、このレビューを書いた人たちはこの本を読んでいないか、読んでも理解できなかったんだな〜という感じになります。星一つのレビューをいくつか引用してみましょう。

東アジアでは最悪の失敗を続けてきた、厚労省医系技官によるCov19対策を追認する内容で、残念ながら、新たに見るべき知見は見い出せませんでした。

残念ながら、厚労省は失敗しまくりという邪念に囚われているようです。

著者はNIHのポスドクです。失礼ながら、『権威』と呼ぶには、少々実績で見劣りします。日経BP社が出すのであれば、もう少し著者の選択幅があったのではないかと思います。

本の中で「権威主義」をボコボコに否定しているというのに、レビューでこんなことを書いているのはどうしてでしょう。

とにもかくにも、例のウイルスのせいでうっとうしい日々が続きますが、ぶっちゃけ私たちにできることは「三密を避けて、手洗いをしっかりする」だけです。こうすれば大丈夫!みたいなこともないし、ワクチンだって絶対に安全でもなければ、めちゃくちゃ危険でもないです。白黒はっきりしないことだらけです。なんやかんやが玉虫色なのです。このように、なんかいろいろと考えるきっかけになる本じゃなかろうかと思います。ぐわぐわ団の過去記事を読むよりこの本を読むほうがよっぽど有意義だと思いました。合掌。