例のウイルスがめちょんこ猛威を振るっています。大阪府と大阪市の職員と教職員のうち2,300人以上が会食していたとか報道していて、そこらじゅうの人が「なめんな!」とか怒っていたりしていますが、こんなニュースよりも、もっときちんと伝えたほうがよいことがあります。というのが、大阪府のこの資料。
【4月27日】新型コロナウイルス感染症患者の発生及び死亡について [PDFファイル/201KB]
本当に資料でしかないのでどこを見たらいいのかわかりにくいのですが、私は陽性率が17.3%なのにびっくりしました。どう考えても異常値です。陽性率が高いというのは、感染が広がっていて危険な状況であり、検査数が足りていないことを示しているからです。とはいえ、やみくもに検査をしても意味がありません。きちんと感染経路を把握して、濃厚接触者に検査ができているかが重要です。
と、知ったかぶって書きましたが、こちらの本を読んだことをそのまま書き写しました。
感染症専門医の忽那先生が描かれた本です。感染症とは何か?ということから今回の例のウイルスに関すること、ワクチンに関すること、知っておいて損はないことが懇切丁寧に書かれてあります。
「新型コロナはただの風邪」 「ワクチンは遺伝子を書き換えるから絶対にうってはいけない」「イソジンでウイルスは死滅する」といったデマというか、でまかせや嘘八百から身を守り、とりあえず不安にならないようにするためにも、読んでおいて損はないと思います。
いろんな立場の人がいて、いろんな人がその立ち位置からポジショントークをしてくるので、全部まともに話を聞いていたら頭がぐるんぐるんしてしまいます。先ほどの大阪の公務員が会食しまくっていたというニュースも、私から言うとどうでもいいニュースで、めくじら立てて怒るようなこっちゃありません。そりゃストレスもたまるよね、会食もしたくなるよね、体液が出ちゃうぐらいの話で、ここぞとばかりに公務員叩きなんてしても意味がありません。
まずは、みんながきちんとした知識を身に付けて、何をしたらよいのやらと途方に暮れないようにするしかないんじゃないかなと思います。というわけで、オススメの本です。合掌。