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読んで損する楽しいブログ

ロールスロイスとローススライス

恐ろしいことを書きます。ロールスロイスとローススライスの字面がそっくりなのです。

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執事のセバスチャンに、舞踏会に行くからロールスロイスを手配するように指示したところ、うっかり者のセバスチャンはなぜか関西スーパーで石田豚のローススライスを買ってきて、にまぁ〜っと笑って近づいてくる可能性があるのです。

逆もまた然りです。執事のセバスチャンに石田豚のローススライスを買ってくるように指示したところ、ロールスロイスを買ってきて、にまぁ〜っと笑って近づいてくる可能性があるのです。

ここで問題なのは執事のセバスチャンにしっかりとロールスロイスとローススライスの違いを理解してもらうことです。ロールスロイスとは車のことであり、ローススライスはお肉のことであることをしっかりと説明しなければなりません。

しかし、これで問題が解決したかというと、残念ながらそういうわけではありません。ルイス・フロイスという宣教師をご存知でしょうか。織田信長や豊臣秀吉らと会見し、戦国時代研究の貴重な資料となる『日本史』を記したことで有名です。ルイス・フロイスとロールスロイスの字面がけっこう似ているのです。そして、そのことはルイス・フロイスとローススライスが似ていることにもつながるのです。

執事のセバスチャンに「ルイス・フロイスの日本史を読みたいから買っておくように」と指示するときは、しっかりと戦国時代研究の資料となる本、ブックであることを説明しましょう。そうしないとロールスロイスを買ってきたり、関西スーパーで石田豚のローススライスを買ってきて、にまぁ〜っと笑って近づいてくる可能性があるのです。

唯一安心できるといえば、ルイス・フロイスを買ってくる可能性がないことです。ルイス・フロイスはすでにお亡くなりになっており、もはや買ってこようにも買ってこれないのです。セバスチャンがどれだけ頑張っても、ルイス・フロイスを買ってきて、にまぁ〜っと笑って近づいてくることはありません。よかったですね。合掌。