例のウイルスが5類に移行してから1ヶ月が過ぎようとしています。街中ではマスクをする人が減り、繁華街には人が戻り、キャンドル・ジュンは妻である広末涼子のことについて緊急記者会見を行いました。ここはひとつ、涼子のことはキャンドル・ジュンの顔に免じて許してやってもらいたいと思います。ぐわぐわ団からのお願いです。そして、今はふたりをそっとしておいてもらいたいと思います。
というのも、涼子は中学生の時から芸能界で持ち上げられ、我々とは違う世界で生きてきたのです。魑魅魍魎が跋扈する芸能界でなんやかんやありつつも、映画「ポッポ屋」では高倉健と一緒にたこ焼き、らーめん、今川焼を作り、毎日必死になってイトーヨーカドーの中のファストフードショップを担う役を演じ、日本アカデミー賞までとった映画となりました。私も「ポッポ」が大好きなのですが、家の近くにないので、わざわざアリオ八尾のポッポまで行かねばならないのがもんにょりです。天王寺のイトーヨーカドーの近くのフードコートの一角にポッポができたら通い詰めてしまうであろうことを考えると、涼子にはまだまだ頑張ってもらいたい気持ちでいっぱいです。
そんな涼子も初主演の映画は『20世紀ノスタルジア』という奇妙奇天烈な作品で、今はなきテアトル梅田で上映された時は鼻息を荒くした野生の男たちが映画館を占拠、全員が鼻息を荒くしながら涼子の一挙手一投足を固唾を吞んで見守るという異様な空間となり、涼子の相手方である男に対しては「涼子に近づくな!」「もっと離れろ!」とブーイングが飛び交う始末。西成じゃないんだから暴動はやめようと必死になって周りの狂人化した男たちをなだめたものです。「これは映画だ!男は本当は存在しない!全てCGだ!」と。
とはいえ、その後涼子は『新造人間キャシャーン』の監督である紀里谷和明と結婚したと思っていたのですが、よくよく調べてみたらそれは宇多田ヒカルでした。伏してお詫び申し上げます。
このように、例のウイルスは増えているので気をつけましょう。合掌。