日銀たんかんが発表されました。
今年の出来はとても良いそうです。日銀の職員が精魂込めて育てたたんかん、ほどよい甘みを楽しめますし、酸味もほどよく、素晴らしい出来なんだとか。
他にも、日銀ぽんかん、日銀みかん、日銀きんかん、日銀きんたま、いろいろとありますが、やはり日銀たんかんが一番有名です。日銀たんかんがたくさん売れると日本の景気が良くなると言われており、日銀たんかんで株価が上がったり下がったりします。
と、しょうもないことはさておき、日銀短観が発表されました。企業・製造業の景況感を示す業況判断指数が価格転嫁の進展や自動車生産の回復などを受けて7四半期ぶりに改善したことで、日経平均株価も元気良く上がっております。日本の景気はこれからどんどん良くなるのだということなのでしょう、知らんけど。
そんでもって、どっかのエコノミストとかいう偉そうな人が「人手が足りなくなるので設備投資をしなければいけない」という本当に当たり前のことを「かしこいオレ様が素晴らしい事を言った」みたいな顔で話をしているのを見るのがもんにょりなのです。
ただでさえ日本は少子高齢化が進んでいるので労働人口が少なくなっているのです。人手が足らなくなるのは当然です。そして、その人手を補うためにはどっかから人を連れてくるか、設備投資をして効率化を図るか、どちらかしかないわけです。とはいえ、どっかから人を連れてくるなんてのは正直あまり良い手ではありません。アフリカから人を連れてきたり、移民をガンガンに受け入れたりということをしてきた我が祖国フランスは今暴動が起きてエラいことになっています。
となると、一人当たりの生産性を上げるためには投資により効率性を高めるしかありません。こんなことは「日銀たんかん」とかわけのわからないことを言いまくる私ですら考えつくことです。エコノミストにだまされてはいけません。ぐわぐわ団を信じなさい。アーメン。合掌。