ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

職業洗濯の自由

私たちには職業洗濯の自由があります。例えば、私は草むしりという職業に従事していますが、洗濯をすることでウィーディンギストというかっちょいい呼び方にすることが可能です。草むしり人はフランス語で言うと”désherbeur”、こちらをカタカナ表記することでデッシェンバウアーと言うことも可能です。こうなるともう高貴で誰もが憧れる職業と言えるでしょう。

一方、エコノミストは洗濯することで廉価人と言い換えることが可能です。エコノミーといううどんやそばはお安く美味しいので素晴らしいのですが、この物価高の影響を受けたのか、それともなんかいろいろあったのか、最近スーパーで見ないのです。実にツラい。また、飛行機の座席もファーストクラス、ビジネスクラス、そしてエコノミークラスなんかがあり、エコノミークラスというのは簡単に言うと廉価組ということです。このように考えると、エコノミストというのは必然的に廉価人と言わざるをえないのです。○○経済研究所のエコノミストと聞くと凄そうですが、洗濯をすることによって○○経済研究所の廉価人になるのです。なんかいきなりしょぼくなります。「人手不足を解消するには投資をしなければいけない」としたり顔で説明しても、肩書きが廉価人だったら「はあ……」という感じになっておわりです。

ニュースキャスターなんてのも新情報配送者ですし、アナウンサーも放送者という意味になります。女子大生の憧れの職業である女子アナも女子放送者と全て漢字にすることでもんにょりさせてしまうことでしょう。

しかし、私たちには職業洗濯の自由がある以上、このように職業の呼び方を洗濯することを自由に行なってもよいのです。これは万人に与えられた権利であり、行使するも自由、行使しないも自由、全て自由なのです。

カタカナ語の職業なんてのはとことん洗濯してわかりやすい漢字にすればよいのです。フィナシャルプランナーなんてのは金の使い道考え屋さんですし、コンサルタントなんてのはいっちょ噛み屋さんです。フィナンシャルプランナーやコンサルタントの方、怒ってはいけません。なんといっても職業洗濯の自由が私にはあるのですから。合掌。