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危険運転致死傷罪問題

時速160キロで車を走らせて人を轢いても、危険運転致死傷罪ではなく過失運転致死の罪にしかならないみたいな話が多くて問題になっているようです。時速160キロなんかで車を走らせたらどう考えても危険やんと思うのですが、車が制御できないぐらいのスピードじゃなかったら危険運転にはならないというのが今の法律の考え方なんだとか。

さて、ここでわかりやすくご説明させていただきましょう。体重160キロの力士が時速160キロで突進してきて運悪くぶつかってしまって死んでしまったとしたら、力士はどのような罪に問われるのでしょう。危険運転致死傷罪でしょうか、それとも過失運転致死の罪でしょうか。

いろいろな意見があると思いますが、私は殺人罪であると断言します。体重160キロの力士が時速160キロで走って相手にぶつかる時点で殺意があるとしか言えません。いや、殺意はなかったから過失致死だと言われても、いやいや体重160キロの力士が時速160キロで走ってきてぶつかった時点で殺意の塊やん、と思いませんか。

実際のところ、法律で殺人か過失致死かを分けるのは「故意」と「過失」であり、「故意」と「過失」の間には「未必の故意」と「認識ある過失」というめちょんこややこしい話がありまして、こんな話をしていたら眠たくなってしまいます。

体重160キロの力士が時速160キロで走る行為によって人が死ぬかもしれないと力士が考えたかどうかで「故意」と「過失」に別れるわけですが、どっちにしても危険であることには変わりありません。

というわけで、体重160キロの力士が時速160キロで走る行為は危険であるというのは誰もが認めることであり、だとすると車なんてのはもっと重たいわけですから、危険に決まっているのです。何をごちゃごちゃ言うているのだ。体重160キロの力士ですら危険なのです。1トン近くの重さの車が時速160キロで走ったら危険に決まっているのです。法曹界に激震が走る例え話をしてしまいました。合掌。