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ランドセルの話

先日、黒川鞄工房さんのランドセルの思い出を漫画にしてくれる企画にふらっと応募してみたら、素敵な漫画ができあがりました。実に喜ばしいことです。

私の小学生の頃はランドセルといえば男子が黒、女子が赤というガチガチの固定観念が存在し、それ以外の色のランドセルを買うという選択を選ぶということは道から外れる、まさに外道!といった雰囲気が無きにしも非ずで、特に祖父母が孫のためにランドセルを買うとなれば、男子が黒、女子が赤というのは絶対的な決定事項だったのです。今は知らんけど。

そんでもって、ランドセルというのは基本6年間使うものなので、それはもう大切に使わなければならないわけです。それはもうとても大切に使いましたが、それでも傷はつくものです。知らないうちについた傷もあれば、走ってこけたときにつけた傷もあり、そんな傷も知らず知らずのうちに自分のランドセルの個性となっていくのです。ピカピカのランドセルが6年後には傷だらけの自分だけの戦友となるのです。そう考えるとランドセルってすごいもんだなぁと思ったりもします。とはいえ、そんなランドセルをどうしたのか覚えていません。実家にあるのでしょうか。ちっとも知りません。残念なことです。

めちょめちょ頑丈に作られているランドセルと違い、私の子どもの頃の魔法瓶というのは本当にザコで、ちょっとした振動で割れるのです。今はステンレス製の魔法瓶が主流ですが、昔は中がガラスの魔法瓶というのが普通で、振り回して道に落としたらガッシャーンという音をたてて中でバキバキに割れて使えなくなるという恐ろしいものだったのです。買ってもらって次の日に割ってアホほど怒られた経験があります。ランドセルみたいに頑丈だったらよかったのにねぇと思いました。ていうか、今の魔法瓶はステンレスなので割ろうとしても割れません。頑丈になってよかったですね。合掌。