みなさんはドストエフスキー作品をどのようにして楽しんでいらっしゃいますでしょうか。
日本では翻訳された『カラマーゾフの兄弟』や『罪と罰』が出版されており、日本語でも十分にドストエフスキー作品を楽しむことができます。とはいえ、やはり原文で楽しみたいと思う方もいらっしゃることでしょう。
言語は文化であり、原文を読むことでしか味わうことができないこともいろいろと存在します。いくら「古池や 買わず飛び込む 水の音」という芭蕉の俳句を英語に訳したところで、七五三の言葉のリズムを表現しきれないのと同じです。翻訳というのは全てを同じに表現することはできず、あくまでも翻訳は翻訳でしかないわけです。
となると、やはりドストエフスキーの作品も本来なら原文で読まなければ100%楽しむことはできないということになります。ただ、ロシア語は日本語話者にとってはかなりハードルが高く、英語やスワヒリ語に比べると学習難度が跳ね上がるのも事実です。
というわけで、どうやってドストエフスキー作品を原文で楽しむか、今回はぐわぐわ団でその方法をご教授させていただきたいと思います。
ドストエフスキーが生きていたのは結構昔ですので、おそらく著作権は切れていると思います。ですので、どこかのサイトでドストエフスキーの作品の原文がアップされているのではないかと思料します。探すのが面倒なので私は探していませんが、探したい方はぜひ「ドストエフスキー 原文」ぐらいで検索をしてみたらよいと思います。
そして、原文を読みます。何が書いてあるのかさっぱりわからないでしょう。それでも、とにかくわからなくてもよいので、読み進めます。だんだん、あまりのわけのわからなさに面白くなってくるはずです。
最終的にはロシア語で書かれた文章がゲシュタルト崩壊を起こして、何がなんだかわからないけど面白くなります。そうなれば勝ちです。ドストエフスキー作品を原文で楽しむことができたことになります。よかったですね。合掌。