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ビジネスマンのスキル:電波を読み解く

できるビジネスマンは上座がどこかがすぐにわかります。わからないという方は勉強しましょう。

では、上座下座をどう判断するのか。過去においては床の間に近い席が上座であるとか、入り口から遠いほうが上座であるとか、いわゆるマナー講師とよばれる方々がいろいろと持論を仰りますが、今の世の中で最も大切なのは携帯の電波です。相手のキャリアがドコモなのか、auなのか、ソフトバンクなのか、楽天モバイルなのか、はたまたMVNOなのかもしれませんが、それを瞬時に見抜き、電波が一番届きやすい席へ相手を案内する、これができるビジネスマンなのです。

楽天モバイルの場合、プラチナバンドが使えるようになったとはいえ、実際に設備が充実するのはこれからです。楽天モバイルの電波が弱いところで接待するべきではありません。ていうか、楽天モバイルを使用している人を接待すべきではありません。できるビジネスマンであれば、相手が楽天モバイルを使用していれば取引を切ると言われています。私が楽天嫌いという私怨があるために勝手なことを書いています。話半分に聞いて損はありません。

車の上座下座は移動している間に変化しますが、その都度座席を交代し、一番よい電波状態を維持して差し上げられるのができるビジネスマンです。運転席が一番電波状態がよい場合は運転して頂くことも必要になるでしょう。その際、相手に運転させるのか否か、判断を求められますが、できるビジネスマンであれば心を鬼にすることができるのです。

よく、接待の席で相手の会社に合うビール会社のビールを出さないと半殺しにされるという話を聞きますが、あれは事実です。相手が三菱系の会社であればキリンビール、住友系であればアサヒビール、沖縄系であればオリオンビールと会社の系列によってビールをきちんと選ばねばなりません。ちなみに、三和系はサッポロビールといわれていますが、三菱UFJ銀行の人たちを接待する場合はキリンビールを出すのがよいのか、それともサッポロビールを出すのがよいのか難しい問題です。答えは、接待する人たちの一番偉い人が三菱出身なのか、それとも三和出身なのかで判断するとよいでしょう。こういう面倒なことをきちんとできるのができるビジネスマンなのです。私は面倒なのでハイネケンでも出してお茶を濁します。合掌。