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女のみち

土曜日のさわやかな朝、5時に起きて、YouTubeで宮史郎が「女のみち」を歌っている動画を見ていたのです。朝っぱらから何やっとんねんというツッコミはさておき、ちょびヒゲのおっさんがなぜ、♪うぶな私がいけないの、などと歌っているんだろうかと悩みはじめて、今もんもんとしているところです。

何も知らないようなかわいい女の子が歌うなら、もしくはしっとりとした大人の女性が歌うなら、わからなくもないのです。むしろ、歌詞の内容を考えると、そういう人に歌って欲しいと思うのです。広末涼子で結構です。とってもとってもとってもとってもとってもとっても大好きよ〜と人気絶頂の頃に歌っておられましたが、その頃に「女のみち」もカバーして頂きたかったというか、今でも結構ですので、カバーして頂きたい。

「広末涼子で結構です。」という言葉があまりに傲慢。

ちなみに、この「女のみち」シングル売上が歴代2位の325万枚。歴代1位は「およげ!たいやきくん」ですが、歴代2位が「女のみち」。

何度も繰り返しますが、ちょびヒゲのおっさんがねっとりと歌う「女のみち」を昭和の時代の人たちはこぞって買ったということになります。なんせ325万枚。2016年の神戸ルミナリエの来場者数が325万人だったので、去年神戸ルミナリエに行った人みんなが「女のみち」のレコードを買ったことになります。これはものすごいことです。ルミナリエの光を見て感動した人が全員、♪うぶな私がいけないの、と聴いたようなものなのです。すごいことです。わけがわからなくてすごい。

昭和という時代はかくもすごい時代だったのかと思わざるをえません。今の時代でちょびヒゲのおっさんがねっとりと歌う「女のみち」が325万ダウンロードとか、絶対ありえないでしょう。でも、昭和は違うのです。ガンガンみんなレコードを買いあさったのです。おそるべし、昭和パワー。

なぜ、この「女のみち」が大ヒットしたのかと言うと「8時だョ!全員集合!」で加藤茶がネタに使ったからという理由もあるのですが、だからといって325万枚も売れるってのがやっぱりすごいのです。

とりあえず、土曜日の朝に宮史郎。おすすめです。合掌。