ぐわぐわ団

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300兆円もの大企業の内部留保への課税なんてむちゃくちゃなことを仰る

政治に関して、たまにはちょこっと話題にしてみます。

どっかの政党が「消費税増税を凍結します!その代わりに300兆円もの大企業の内部留保への課税も検討します!」なんてむちゃくちゃなことをおっしゃるので、なぜむちゃくちゃなのかを、もきゅっと書いてみることにします。

まず、税金とは何か?という根本的なところを説明します。

アパホテルの備え付けの紙に描いたのでロゴが入っちゃってますが、別にアパホテルの回しモンではありません。とりあえず、税金とは「受け取るお金の一部を国がガメてみんなで使う」もんなのです。所得税、法人税、相続税、贈与税、ほとんどの税金が「お金を受け取る時にガメられる」と考えてよいと思います。消費税なんかはお金を使う時にガメってくるので若干性質が違いますが、少なくともお金が動くときに課税されるという点では似たようなものです。いろいろと「あれ?」と思われるかもしれませんが、ぐわぐわ団の言っていることなので話半分で聞いてください。「ガメる」という動詞がわからないお上品な方は「徴収される」と読み替えて頂いて結構です。

そんでもって、大企業の内部留保というのは何かというと、法人税を支払って、晴れて自分の会社のものになったお金です。おサイフの絵を描いちゃっていますが、実際にはお金じゃなくて、商品になっていたり、工場になっていたり、車になっていたり、いわゆる投資に回っていることも多いのですが、とにもかくにも「税金を払った後のお金」であるというのがポイントです。

会社で働いている人は給与明細を見て「めっちょこ税金払ってるやん!」ってびっくりすることもあると思います。とにもかくにも、税金を支払った後のお金をコツコツと貯めていたら、突然「おさいふにたくさん入ってるからお金ちょーだい!」って言ってくるアホがいるわけですよ。好きでヒモを養っているというのであれば、それはそれで結構ですが、少なくとも国が突然ヒモみたいなことを言い出したら「お前、ちょっと待てや!」と言いたくもなるのです。

ごはんのおかわりはありがたいものですが、すでに税金を払った後のお金に対して、おかわりを要求されたら「アホか!」と一蹴すべきなのです。

つまり、留保金課税というのは、サイフに手を突っ込んで来て「たくさんあるからもろてくで!」「あンた!そのお金は子どものミルク代よ!」「あほたれ!ワシがパチンコで倍にして練乳ようけ買うてくるから待っとけや!」「そんなこと言って!いつもスカンピンになって帰ってくるじゃない!」「ぎゃー!(赤子の泣き声)」という感じなのです。もきゅっと説明してみました。合掌。