ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

利益誘導できる政治家がエラい

時事ネタはあんまり好きではないのですが、今回はちょっとだけ。

細かいことはよく知りませんが、とりあえず副大臣が「私はものわかりがいいから忖度しちゃいました!」と、へなちょこなことを言って総スカンを食らって辞めちゃいました。私は総理と副総理にこびへつらってます!と言っているようなもので、実にしょうもない。大した人でもなさそうなので副大臣を辞めるというなら勝手に辞めたらよいと思っています。

ただし、橋を作ったら便利になるというのであれば、総理の地元であろうと、副総理の地元であろうと、総理と副総理の地元をつなごうとも、作ったらよいのです。総理の地元だから!なんて言うからややこしいのであって、「ここに橋を作れば、地元の人たちがとっても便利になるから、頑張って国からお金をガメてきます!」と言い切ってしまえばよいのです。

国会議員というのは、地元の人の生活を豊かにするために、国からお金をガメてくるのがお仕事です。府会議員なら府から、市会議員なら市から、お金をガメてきて地元の人の生活をよくするためにいろいろするのがお仕事です。異論もあろうかと思いますが、お金をガメてきて、地元に利益誘導しなければ選挙に勝てませんし、地元にお金を引っ張ってこれない人は政治家としてはぼんくらの役立たずです。ぶっちゃけ言いますが、決して聖職ではありませんし、清く正しく美しいお仕事ではないはずです。

「ぼくは借金をめっちゃ減らしました!」とスカタンなコトを言っている政治家がいますが、それは地元からお金を巻き上げて、借金の返済をしていただけのことで、そんなの誰でもできます。言い方は悪いですが、地元からお金を巻き上げたとして、それをうまく使って経済を活性化させて多くの税収を得られたというのであれば評価すべきでしょう。「ぼくは税収をこれだけ増やしました!」と言うのならわかるのです。でも「ぼくは借金をめっちゃ減らしました!」と言われても「それって、みんなの生活がしんどくなってるんじゃないの?」と返答するしかありません。

総理大臣の地元に橋を作ると「利益誘導」だと言われて批判されるようになると、わざわざ総理大臣になる人はいなくなりますし、地元の政治家が総理大臣になるとお金が回ってこなくなるわけで、それはちょっと困るのです。

というわけで、自分の力で「利益誘導」します!と言い切る政治家こそ正しい政治家で、最近の清廉潔白こそ全てという流れにはちょっともんにょりなのです。合掌。