ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

『言の葉連想辞典』を買いました

歯医者さんに行った帰り道、ひさしぶりにぼんやりと本屋さんをぶらぶらしました。これといって欲しいや読みたい本がないときでも、よく本屋さんに行きます。そんなときのほうが、なんとなく「これいいなぁ」と思うような本を見つけることができます。Amazonのサイトをいくら眺めていてもなかなか「これいいなぁ」な本って出てこないのに、本屋さんだとビシッとそういう本が見つかるので、やっぱりリアル店舗の本屋さんが大好きです。

というわけで、今回見つけた本がこちらです。

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『言の葉連想辞典』です。

ぶ厚い辞典が大型のショッピングセンターなら、

本書はセレクトショップならぬセレクト辞典。

「日常を少しだけ豊かにしてくれる」という視点から

選び抜いた言葉を紹介します。

一番最初のページに書かれている文章です。

ページを開くと右上にテーマとなる漢字が一文字、その漢字に添うように選ばれた言葉が並び、テーマをイメージしたイラストがあしらわれています。

このイラストがめっちょこふんわりした感じでステキなのです。あわいさんという方のイラストで、Twitterで検索したらこれまたステキなイラストをアップされていて、即フォローしてしまいました。

ヤバいことにイラストだけで楽しめます。

言の葉連想辞典 (YUEISHA DICTIONARY)

Amazonのサイトで少しだけですが、本の中を見ることができます。私が好きな14ページめの「氷」は見ることができませんが、どこかで機会があればぜひごらんください。 

さて、この本はKindleでも買うことができるのですが、今回は紙の本を買いました。ぺらぺら〜っとめくって、目についたページに書いてある言葉の意味を眺めるという読み方ができるのは紙の本だけの楽しみ方じゃないかなと思うのです。

最近、めちゃくちゃ寒いし、世の中はなんとなくしっちゃかめっちゃかでげんなりしてしまいがちですが、ステキな本を眺めながらぼ〜んやり過ごすのもいいなと思うのです。合掌。

一姫二太郎三なすび

昔の人は「一姫二太郎三なすび」と言って、子どもは女の子が1人、男の子が2人、そしてなすび3本が一番良いと言っていたのであります。

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とはいえ、男女の産み分けなどできるはずがなく、「一姫二太郎三なすび」なんてのは理想でしかないのです。女の子しか生まれなかったからということで「一姫二太郎三なすびって言うけど、うちの息子のところは三姫なの、どうしてかしらねぇ?」みたいなことをぬけぬけと言う人がいないとも限りません。外野で勝手に言うぶんには勝手にしなさいと思いますが、当の本人に対してずけずけと言うのであれば、それはちょっとたしなめなければなりません。変なプレッシャーがかかったらどうするつもりなのでしょう。

ただでさえ、世の中には「こうすれば産み分けができる!」とか言って、嘘八百の眉唾モノの「ブログのPVアップ間違いナシ」を謳い文句にするようなデマカセ情報商材っぽいノリでわけのわからん壺だの石仏だのといったオカルティーなモノを売りつけたりする不謹慎な輩もいるのです。文章が長すぎて理解しにくいかもしれませんがフィーリングで読んでいただければ嬉しいです。要は人の弱みにつけ込んで違法スレスレのところで商売しようとする悪い輩がいるということがいいたいわけです。

そして、その悪い輩が「昔から一姫二太郎三なすびと言いますからね〜。おたくはお嬢さんがお二人ですか。それじゃあ男の子が欲しいですよね。この壺を買っていただければ男の子の出産はほぼ100%です!今なら300万円のところを100万円にさせていただきますよ!もし、女の子が産まれたら全額返金します!」とか言って、原価1,000円の壺にウソっこの付加価値を付けてアホみたいに高値で売るのです。

これがとんでもないことに、2分の1の確率で当たるのです。そして、10人騙して1,000万円稼いだとして、5人が女の子で返金に応じたとしても、残りの500万円は丸儲けです。もともと原価1,000円ですからね。そんな商売はしたくないなぁと思う次第です。合掌。

大発見!桂べかこは桂南光だった!

最近、桂べかこを見ないなぁと思っていたら、NHKのバラエティー生活笑百科に笑福亭仁鶴に代わって司会をしていました。しかも、名前が桂南光になっていたのです。大発見です。落語家というのはブリのようなもので、ちょいちょい名前が変わります。ハマチがブリになるようなものだと思っていただいて結構です。

 

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桂べかこから桂南光になったことから、ひらがなから漢字に変わるのが普通なのかと思いきや、桂ざこばは桂朝丸から桂ざこばになったので、ひらがなから漢字になることもあれば、漢字からひらがなになることもあるのです。これも大発見です。

そういえば、桂三枝は桂文枝になっていましたし、桂きん枝は桂小文枝になっていました。前の桂小文枝といえば、素人名人会で厳しくも温かい眼差しで出演している素人さんを審査していましたが、その桂小文枝が今も脳裏に焼き付いているため、桂きん枝が桂小文枝になったというのにいまいち頭が整理できません。

一方で、ずーっと同じ名前の人もいます。人間国宝にもなった桂米朝など、ずーっと桂米朝でした。桂米朝の子どもはもともと桂小米朝でしたが、桂米團治となっています。ややこしいことに小文枝が文枝になるのかと思いきやそうでもなく、小米朝が米朝になるわけでもなく、素人である私にはわかりにくいことこのうえなしです。ついでに言うと、桂枝雀はもともと桂小米でした。知っている人は知っているはずで、懐かしいと思われる方は結構ご年配です。

先日、イギリスで酔った勢いで名前を「セリーヌ・ディオン」に改名してしまったという男性がニュースになっていましたが、イギリスでは市役所に行かずともオンラインでざくざくっと改名ができてしまうというシステムがとりあえずすごい、DX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいるなぁと別のところで感心しきりでした。

私はこの電脳社会(インターネット上)では「まけもけ」というけったいな名前を使っていますが、今のところ「セリーヌ・ディオン」に改名する予定はありません。合掌。