ぐわぐわ団

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五段階直進

先日、私は交通事故の悲劇を減らすため「四段階左折」をするべきではないかと、このブログ上で提言をさせて頂きました。

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 有識者の方からの反応は全くありませんでしたが、無識者である私自身は素晴らしい提言ができたと喜んでいたのです。そして、調子に乗って、新たな提言をさせて頂くことに致しました。それが、「五段階直進」です。

言葉で説明するよりも、図を見ていただいたほうがわかりやすいかと思います。まず、真っ直ぐ進むために真っ直ぐ進みます。そのまま真っ直ぐ進めばよいのですが、一旦停止して右に向きを変えます。そして、右に進みます。交差点を横断の後、同じことを繰り返し、五段階直進を行うのです。

「五段階直進などせず、そのまま直進すればよいではないか。」と思われるかもしれませんが、「よいではないか。」という言い回しに注目しましょう。この言い回しだけを取り上げてしまうと、だいたい時代劇を想像する方が多いのではないでしょうか。悪代官、悪徳商人、はたまた極悪大名、そういった方々が、かよわき女性の帯を引っ張って「お戯れを!」「よいではないか。」そして、低い声でぐわっはっはと笑う様子が容易に想像できるのです。「よろしいのではないでしょうか。」だと、女性の帯を引っ張ってぐわっはっはにはなりません。あくまでも「よいではないか。」でしか、このイメージは膨らまないのです。

だいたい、帯を引っ張ってくるくるっと回ったところで、桃太郎侍やら、遠山の金さんやら、大岡越前やら、三匹が斬るの殿様やら、徳川吉宗やら、水戸黄門やらが出てきて、青臭い中学生男子がテレビの前ですっぽんぽんを期待してハアハアしているというのに、その期待を見事にぶち壊してしまうのです。

何の話かさっぱりわからないと思われるかもしれませんが、「よいではないか。」という言葉の持つ重みを感じて頂きたいのです。将来、偉くなって、「2位じゃだめなんでしょうか?」と発言するような、色々な人の意見や提言を聞く側の責任者として出て行かねばならない時が来た時、まかり間違っても「よいではないか。」と言い出したりしないように釘を刺しておきたかったのです。「よいではないか。」と口にした瞬間、和のエロスの発起人になってしまうのです。お気をつけください。