ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

コンビニ忍者

コンビニには忍者がいる。結論は以上です。

何の話かと言うと、コンビニの端っこのほうに「成人雑誌コーナー」があるじゃないですか。『アルゴスの戦士と熟女のじゅくじゅく対決!』とか、『女子校生*1の下着にスターソルジャー!』みたいな、なかなかに興味津々な煽り文句が書かれた雑誌が陳列されているわけです。とはいえ、あの棚の前でじーっと商品を吟味している人というのを見たことがありません。子どもが興味を示して前に立とうもんなら、親御さんが無理やり引っぺがす始末です。あの「成人雑誌コーナー」が持つ、独特のアンタッチャブル感は現代社会のもんにょりスポットです。昔は田んぼの真ん中にそびえ立つプレハブの中にある雑誌の児童販売機がもんにょりスポットだったのですが、あの児童販売機、コインを入れてボタンを押したらドゥガッチャーン!とものすごく大きな音がして、心臓が止まりそうになるという、どうにかならんか仕様だったのですけど、それはどうでもいい話です。というか、このブログは全部どうでもいい話です。

とはいえ、現代社会のもんにょりスポットはなくなるどころか、ほぼ全てのコンビニで、目立たない場所でひっそりと根を下ろしています。つまり、需要があるということ。誰かが買っているんですよ、『人妻の頭脳戦艦ガル!行きずりのアトランティスの謎!」みたいな本を。でも、その雑誌を手にとって買おうかどうか真剣に悩んでいるような人は本当に見かけたこともないですし、コンビニの女性店員さんはみなさんとってもお綺麗であったり、めちょんこかわいかったりするので、そんな人に『チェリーボーイのルート16ターボでいっき!』みたいな雑誌を手渡しして買うことができる勇猛果敢な猛者など、現代の日本にはおりますまい。……たまに語尾が変になることがありますが、校正してくれる人がいないので仕方ないのです、ご了承ください。

となれば、一瞬で商品の吟味を行い、我々の隙をついて、一瞬でレジを済ませてしまう忍者がいるとしか思えないのです。とくに、お金というものは限りがありますし、成人雑誌コーナーにある商品を全部を買うわけにもいきません。あたりもあれば、はずれもありましょう。そのあたりかはずれかの選択を瞬時に行える判断力は忍者でなければ誰ができるのでしょうか。そして、目にも止まらぬ早業で投げる手裏剣ストライク、ではなく、レジ通過。きちんと支払いを済ませるのも忍者であればこそ。

コンビニには忍者がいる。結論は以上です。

*1:ご存知かと思いますが、こういうのは全て女子「校」生です。女子「高」生ではありません。意識されたことのない方は一度、じっくり観察してみてください。