くま吉さんの記事「ウクレレを弾けるようになるコツ」が、ウクレレを弾けるコツだけでなく、生き方そのものを諭してくれるような内容で、実に素晴らしいのです。ぐわぐわ団を読んでいるヒマがあるなら、ぜひくま吉さんの記事をご覧ください。
なんせ、ぐわぐわ団は今から「チャランゴを弾けるようになるコツ」を書くのです。チャランゴとは南米ボリビアの楽器で、もともとはアルマジロの甲羅を胴体に使った楽器で、モノによってはケモノ臭いという楽器です。残念ながら(?)ワシントン条約によりアルマジロの甲羅を使ったチャランゴは輸出禁止となっており、木で作ったチャランゴが主流となっています。ていうか、木で作ったチャランゴのほうが音が良いのだとか。
中島らもの小説やエッセイでちょいちょいチャランゴの記述が出てくるので気になってはいるのですが、ウクレレと違って弦の数が10本と多いです。10本とはいえ2本でワンセットみたいになっているので、余計にややこしそうな感じです。ウクレレは弦4本ですから。
しかも、チャランゴはそこそこいいお値段です。
アマゾンで「チャランゴ」と検索して一番上に出てくるのがコレ。お値段は48,600円。冗談半分で買えるお値段ではありません。清水の舞台から飛び降りたら死にますが、チャランゴ買ったぐらいでは死にません。でも、よほどの気合いがないとポチッと買うなんてのはできないと思います。
「できない」と言う人は、「できない理由」を持っている。 できる環境がどんなに整っても、またどこかから「できない理由」を探してくる。 つまり、本心ではやりたくないんだと。
くま吉さんのブログの中の一文です。実に示唆に富んでいる文章です。私がチャランゴを「注文する」ボタンを押すことができないのは「本心ではやりたくない」からなのではないかと。
その通りです。ウクレレあるし、わざわざチャランゴ買う必要もないのです。でも、くま吉さんのブログに対抗心を燃やしてしまった以上、チャランゴで勝負するしかないじゃないですか!
そもそも、勝負しなくてもよいと思いますが。
それはそれとして、チャランゴのことをいろいろと調べていたのは事実。
こんなの見つけました。「一緒に弾こう 楽しいチャランゴ入門」というDVD。ほんと、世の中にはいろんなものがあります。一緒に弾こう!って言われても、さっきも申し上げたとおり、チャランゴ結構高いし、私はそこそこ長い間生きていますが周りにチャランゴ持っていた人ひとりもいません。一緒にチャランゴを弾こうって誘われたこともなく生涯を送って来ました。自分には、チャランゴのある生活というものが、見当つかないのです。突然、太宰治みたいになってしまいましたが、とりあえず「チャランゴを弾けるようになるコツ」は「できるかも」と思うことです。一生そんな感情は生まれないかもしれませんが、そこまで面倒はみません。合掌。
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