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資生堂のホネケーキ石けん

今日はホネケーキの話題です。

資生堂のホネケーキをご存知でしょうか。上の写真にあるような、とても綺麗な石けんです。箱を開けるとこんな感じ。

宝石みたいな石けんです。きれいですね。合掌。

……終わってしまいました。というわけで、ここからはむちゃくちゃ蛇足。

ホネケーキって聞くと、私の脳内ではこのように変換されるのです。

骨ケーキ

これはいけません。上の写真を見ていただいたらおわかりかと思うのですが、ホネケーキは英語で"honey cake"、すなわちハチミツのかたまり、みたいな意味なのです。

決して、骨ケーキではないのです。

じゃあ、ハニーケーキにしたらいいやんって話ですが、私もそう思います。どうして、わざわざホネケーキにしてしまったのか。実はこの石けん、1958年(昭和33年)から販売されている超ベストセラー商品で、当時はハニーケーキよりもホネケーキのほうがナウかったのだと思われます。たぶん、そんな理由。

もっと言うと、ハニーケーキだと蜂蜜を使ったケーキ(洋菓子)という意味になります。石けんはソープですので、本来ならハニーソープじゃないとおかしいんです。でも、石けんを数えるとき、英語で"a cake of soap"という言い回しがあるので、ここからハニーケーキとなり、ホネケーキになったと思われます。特に資料があるわけでもなく、単にこちらの妄想でしかありませんが、あながち間違いでもないと思います。

ただ、60年近く前からホネケーキとして売られている石けんのネーミングを、今さら英語としておかしいと言うつもりはありません。そんなのは「野暮」と言います。日本人がコーヒーのことを英語の発音を真似てカフィーと言ったら変な目で見られるでしょう、それと同じことです。

それはそうと、ホネケーキ石けんですが、なかなかによい感じで、なんとなく顔を洗うのが楽しくなるし、香りもいいし、洗い上がりもさっぱりというか、素敵な感じです。ドラッグストアでも売られていますので、是非一度ごらんください。本当に合掌。