「ララちゃんランドセル」がエラいことになっています。
色やデザインを自由に組み合わせられるオーダーメードのランドセル、計算上32億通りのバリエーションが存在することになるんだとか。
せっかくなので、途中まで作ってみました。
なんだかいろいろと楽しい。そして、もし作るのであればベースの色をローズピンクに、へりの色をシャンパンゴールドにしてみたいものです。
私が小学生の頃、ランドセルの色は男子は黒、女子は赤、そして伊藤くんだけが茶色でした。いくら赤いランドセルのほうがいいなと思っても、男子は黒と決まっていたのです。伊藤くんだけが茶色のおしゃれなランドセルを使っていましたが、あれは例外中の例外だったのでしょう。女子は全員が赤のランドセルでした。
性別でランドセルの色が決まるなんてのは、今から考えると実にへんてこな話です。
性別で色が決まるのであれば、トヨタのセンチュリーも……
こちらが男性用で、
こちらが女性用ということになります。そんな馬鹿な話はありません。
飛鳥(あすか)ブラッキッシュレッドマイカのセンチュリーを用意したところ「キミぃ!僕は男なんだから、赤色は恥ずかしいじゃないか。女子みたいだ!」なんていう重役がいたら、頭をはたいて頂いて結構です。
「おまえ、名鉄に乗る気ないんか!」
と付け加えて頂いても結構です。
というより、センチュリーの「飛鳥(あすか)ブラッキッシュレッドマイカ」ですが、赤というよりもむしろ、阪急マルーンのような、実に落ち着いた色です。
さて、話をランドセルに戻します。小学生になったからランドセルというのもなんだかよくわからない風習のように感じたりもするのですが、とはいえ、機能的ではないので無印良品のリュックサックでよいではないかみたいな無粋なことは申しません。形から入るというのも大切なことなのです。小学生になったらランドセルを買ってあげることで、世の中のお金が回りますし、日本のランドセル製造の技術も継承されていくのです。
似たような理屈で、トヨタのセンチュリーをどなたかが私に買い与えることで、世の中のお金が回りますし、日本の車製造の技術も継承されていくのです。よろしくお願い申し上げます。合掌。