みなさん、こんにちは。
先日、ザンギ大会を厳かに執り行いました。ザンギというのは、唐揚げに似て非なる北海道の料理のひとつで、あらかじめ、醤油や生姜、。にんにくなどに漬け込んだ肉を揚げたもので、とても美味しいものです。写真ではわかりにくいのですが、赤子の頭ほどの大きさがあり、ボリューム満点な代物です。赤子の頭ほどの大きさというのは、少し言い過ぎた感があります。大人のげんこつぐらいの大きさがあり、ボリューム満点な代物です。
そんなザンギが、近鉄百貨店の地下食品街で山のようになって売られていました。
100グラム税込486円だったのですが、売り子のおばちゃんがほいほい試食させてくれるのです。「はい、塩こしょうの。表面はサクサクだけど、中は肉が大きいからしっとりで美味しいのよ。」「この海苔のもお食べ。」「たれがかかったのも美味しいのよ。」息もつかせぬ早業で試食攻撃を繰り出してくる売り子のおばちゃんに、もともとコミュニケーションを取りながら何かを買うというのがめちょんこ苦手な私と相方ふたりで、ぎくしゃくしながら、とりあえず目の前に積まれていた６個入りのザンギ盛りを手にとって「これ買います！」をやらかしました。
「はい、3,120円ね！」
恐ろしいのは量り売りです。手にとったザンギ盛りは641グラムもあったのです。なぜか「唐揚げみたいなもんだから1,000円ちょっとだろう」とたかをくくっていたのに、想定を超える値段に、ちょっと顔が引きつりましたが、それを悟られないように「クイックペイ使えますか？」とたずね、売り子のおばちゃんが「いややわ〜、前にやったことあるのに忘れちゃった〜、ちょっと待っててね！」とヘルプをよびに行き、どうにかこうにか会計を済ませました。
そして、お家に帰ってザンギ大会です。どれもこれもめっちょこ美味しくて、想像以上にボリュームがあって、大満足でした。確かに、これだけの代物であれば、お値段も少々高くなるのは仕方ないことです。別にザンギを買ったからといって、明日のお米を買うお金がなくなったというわけではありません。たまにはがっつり贅沢をするのもよいことです。そう、自分に言い聞かせました。合掌。
