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タックス・ヘブン

ちょいちょい耳にする「タックス・ヘイヴン」という言葉。租税回避地と言いまして、税金がかからなかったり、かかるとしてもごくわずかだったりするような地域のことを指します。私は金融関係には詳しくないので、タックス・ヘイヴンを使って税金を払わないようにする方法などは、専門家にお尋ねください。

恥を晒すようですが、私は「タックス・ヘブン」だと思い込んでいたのです。日本語に訳すと税金天国、税金にとって天国なんだ、ステキなところがあるんだな〜ぐらいにしか思っていなかったのです。しかし、よくよく考えてみると、税金天国だとおかしなことになるのです。

歩行者天国というのは、歩行者が大手を振って歩ける場所という意味です。だとすると、税金天国というのは、税金が大手を振って歩ける場所という意味になります。

お金を稼げば「所得税だ!」と税金をむしり取られ、モノを買えば「消費税だ!」と税金をむしり取られ、お酒を飲めば「酒税だ!」と税金をむしり取られ、何か契約をすれば「印紙税だ!」とお金をむしり取られ、お金をもらえば「贈与税だ!」と税金をむしり取られ、遺産をもらえば「相続税だ!」と税金をむしり取られ、自動車を持っているだけで「自動車税だ!」と税金をむしり取られ、家を持っているだけで「固定資産税だ!」と税金をむしり取られ、温泉に入るだけで「入湯税だ!」と税金をむしり取られ、ちょっと良いところに泊まったら「宿泊税だ!」と税金をむしり取られ、ゴルフをすれば「ゴルフ場利用税だ!」と税金をむしり取られ、たばこを吸ったら「タバコ税だ!」と税金をむしりとられ、よくよく考えたら、今の日本は税金にとって天国じゃなかろうかと思うのです。すなわち、日本こそが「タックス・ヘブン」なのではないかと。

なんだか、落語家のように上手くオチをつけることができたので、これで終わりにしようと思ったのですが、柄にもなく税金の種類をいろいろと調べていたところ、「とん税」という、謎の税金を発見してしまいました。今まで支払った記憶はありませんが、豚肉を食べている以上、無関係ではいられないのではないかと思います。合掌。